備前市議会 > 2021-12-10 >
12月10日-04号

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  1. 備前市議会 2021-12-10
    12月10日-04号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年11月第6回定例会              第 6 回 定 例 会 会 議 録 (第4号)会議開閉日時  令和3年12月10日  午前9時30分 開議    午後2時54分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  山 本   成      5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人  7番  西 上 徳 一      8番  立 川   茂      9番  星 野 和 也  10番  尾 川 直 行      11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊  13番  川 崎 輝 通      14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫  16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   佐 藤 行 弘  総務部長    高 橋 清 隆  市民生活部長  藤 田 政 宣  保健福祉部長福祉事務所長    産業部長    岩 崎 和 久  建設部長    淵 本 安 志          河 井 健 治  日生総合支所長兼三石総合支所長  吉永総合支所長 久保山 仁 也  教育部長    石 原 史 章          坂 本 基 道  病院総括事務長 濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・3番 田口豊作議員  ・2番 青山孝樹議員  ・7番 西上徳一議員  ・15番 橋本逸夫議員  ・12番 土器 豊議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ;── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問要旨答弁者113番 田口豊作1 残土処分場について市長 建設部長 (再質問あり)2 中小企業振興条例の制定について市長 (再質問あり)3 消費税のインボイス制度導入の延期、中止について市長4 海岸法について建設部長 (再質問あり)5 石谷川のしゅんせつ工事について建設部長122番 青山孝樹1 道の駅と自然公園の設置について  ① 道の駅や自然公園の必要性について  ② 場所の選定について市長 (再質問あり)2 コミュニティーの維持・再生について  ① 少子高齢化後継者不足による地域存続の危機について  ② まちづくり会議の活用について市長 教育長
    (再質問あり)3 岡山大学大学院教育学研究科等との連携協定について  ① 意義や内容について  ② マイクロステップスタディについて市長 教育長 教育部長 (再質問あり)4 「シンフォニック・オアシス」「八塔寺青少年文化スポーツプラザ」(仮称)構想について  ① 目的と内容、期待される効果について  ② 今後の進め方について教育長 (再質問あり)137番 西上徳一1 備前市指定文化財について教育長 (再質問あり)2 教育について  ① 小規模特認校制度  ② イエナプラン教育について教育長 (再質問あり)3 佐山バイパス県道備前牛窓線)について市長 (再質問あり)4 遊技場跡地取得について  ① 購入目的は市長 (再質問あり)5 観光について  ① 官から民への連携協働  ② 感染症対策も含めた災害リスク対応ガイドラインは  ③ 市内フリーWi-Fiの整備状況は市長 (再質問あり)1415番 橋本逸夫1 市長選挙の際の公約について  ① 福田地区公共下水整備の約束はされたのか  ② 議会との意思疎通を十分図られた市政について市長 (再質問あり)2 ふるさと納税について  ① 個人版ふるさと納税  ② 企業版ふるさと納税市長3 備前市の財政状況について市長4 旧アルファビゼン減築提案について市長5 消防団日生方面隊の出初式について市長1512番 土器 豊1 議案の提案説明について市長2 副市長の2人制について市長3 給食費、教材費の無償化について市長 (再質問あり)4 まちづくりについて市長5 令和4年度は、市道・生活道の修繕費を2倍から3倍に増額を市長6 自治公民館の補助金を2/5から3/5に変更を市長     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名全員であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、田口議員の一般質問を願います。 3番田口議員。     〔3番 田口豊作君 登壇〕 ◆3番(田口豊作君) おはようございます。 それでは、本日トップバッターとして一般質問をさせていただきます。 まず1点目、三石の残土処分場について、搬入路等の拡張、それから頂上からの進入路等進捗状況はどうなっているのか、お教えください。 また、熱海の大きな災害後、設計変更の必要は考えていないのか、変更の予定があればどういうような変更になるのか、お教えください。 3点目、一部の方から不法投棄を懸念する声が寄せられています。受入れはどのような形で行うのか、搬入するものはしゅんせつ土に限るのか、それとも建設残土等も入れるのか、そういうものを入れる場合には搬入費も考えるのであれば、含めてお教えください。 2点目、6月議会で中小企業振興条例の制定をお願いしましたが、条例案はできているのか、進捗状況をお教えください。この法律については、経産省も昭和38年に基本法ができて以来、51年ぶりに改定し各自治体にこの小規模企業振興基本法を制定するよう求めています。政府も小規模企業は、経済を牽引し、雇用を確保する力であり、地域社会の主役として地域経済と住民生活に貢献し、伝統技能や文化の継承に重要な機能を果たす国家の財産とも言うべき存在である、こういうように規定して重要性を述べております。ぜひ詳しく進捗状況をお願いします。 3点目、消費税については、さきに引下げを求めるよう要請しましたが、景気回復が見通せない中でこの10月からインボイス制度の実施に向けて税務署では既に受付が始まっております。景気悪化の中、コロナという大きな災害に見舞われ、今経済は大変落ち込んでおります。そういう中で、日本商工会議所等多くの団体がこの制度の導入延期、中止を求めております。ぜひ経営者としても経営をよく理解してくださっている市長さん、政府にこの制度の中止、延期を求めていただきたいと思いますが、御所見をお聞かせください。 4点目、前議会で海岸法についてお尋ねしました。建設海岸が12か所、そしてほかを含めると24か所にも上る保全区域があるということをお教えいただきましたが、その中の建設海岸の中でも外輪海岸保全区域について県の担当課に質問事項等答弁を求める書状が出されているとお聞きしましたが、市担当課ではこういう情報を承知しているのか、お教えください。また、以前の答弁で区域の表示は海岸法的に必要でないとの御答弁をいただきましたが、なぜ必要でないのか、詳しく説明をお願いいたします。区域の表示がなければ、船員許可等も出せないと思いますので、よろしくお願いします。 5番目に、寒河地区の石谷川のしゅんせつ工事についてですが、一部学校近辺はしゅんせつをやっていただいております。250号線より北側、このあたりの住民からその後しゅんせつをこちらのほうをやっていただけると思っていたがいつになるのか、予定は組んであるのかという話をいただいております。しゅんせつの予定があるのであれば、いつ頃できるのか、そして寒河駅のロータリー前へ土地を買収ししゅんせつ土を入れておりますが、ここに建設残土も受け入れているのかについても、併せてお教えください。 以上5点、よろしく御答弁のほどお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、田口議員の御質問に順次お答えいたします。 1番2点目、残土処分場建設事業は林地の開発面積が大規模であることから、令和2年度に岡山県と設計内容について森林法第10条の2第1項に基づく林地開発許可を要しない開発行為の調整について協議を行い、安定勾配での盛土を計画しているため現状の計画で特に問題ないとの回答を得ておりますので計画変更は考えておりません。 3点目、不法投棄対策として現在も搬入口に受付を配置しておりますし、搬入時間外は門扉に施錠を行って管理しておりますので、不法投棄の心配はないものと考えております。また、民間工事で発生する建設残土につきましては、受入れをしておりません。使用料などの費用につきましては、県工事の残土処分を受け入れる場合に処分費として単価決定等の検討課題として認識しており、供用開始までに決定したいと思っております。 2番、平成30年11月議会で田口議員より一般質問を受けておることは承知をしております。本市におきましても、他市の状況を参考にしながら各関係機関と連携を図りながら円滑な情報共有に向けた取組を進めていきたいと考えております。 3番、税の所管上、市町村から制度への意見を述べる立場にはございませんので御了承をいただきたいと思います。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 淵本建設部長。     〔建設部長 淵本安志君 登壇〕 ◎建設部長(淵本安志君) それでは、私のほうからは1番、4番、5番についてお答えいたします。 まず1番、残土処分場についての1点目、搬入路整備の進捗状況についてでございますが、現在完成後に残土を積んだ大型ダンプが一般廃棄物処分場内の道路を通行することから、一般車両がごみ等を持ち込む際に離合できるスペースを確保するための拡幅工事を行っております。また、頂上からの搬入路につきましては、この後発注予定となっております。 次に4番、海岸法についての1点目、外輪海岸保全区域について地元住民から岡山県へ書類が提出されていることについてでございますが、住民の方から県担当課に問合せがあったことは承知しておりますが、岡山県には守秘義務がございますので詳しい内容については把握できておりません。 2点目、海岸保全区域の表示は法的に必要ないことについてでありますが、海岸保全区域の告示を岡山県広報に掲載しホームページでも広く周知されております。また、管理部局において海岸保全台帳を保管し、いつでも閲覧できるようになっており、区域の表示がなくても占用等の申請者において確認が可能となっていることから、法的に必要ないこととなっております。 続いて5番、石谷川のしゅんせつ工事についての1点目、しゅんせつの予定についてでございますが、石谷川は岡山県の管理河川となりますので、しゅんせつ工事は県のほうが施工いたしております。県に確認したところ、まず一昨年は樹木の伐採を行っております。昨年度から下流より順次しゅんせつを行っており、下流が完了した後、引き続き上流に向けて施工していく予定とのことでございました。 2点目、寒河駅前の建設残土の受入れについてでございますが、寒河駅前駐車場整備に必要な範囲の中で公共工事において発生した残土の搬入を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) 残土処分場についてですけれども、今既設の処分場のところの搬入路拡幅している状況と思いますが、これは年度内には完成する予定なのか、お教えいただけたら。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 淵本建設部長。 ◎建設部長(淵本安志君) 現道部分の拡幅につきましては、年度内の完了予定となっております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) 現場の処分場ですけれども、視察したときには樹木がありまして、さほど高低差、勾配きついことないかなというイメージでしたが、写真に撮っていましたが、かなりこういうように木がなくなっておりまして、上から見ると絶壁にいるような感じるようなところでございます。そういう点から、今水が流れる、底の部分にはずっと排水用のパイプが設置されていますけれども、次々盛土をしていくとやはりそれに対する排水、それから側溝、こういう工事が当然必要と思われますが、どの程度の排水対策が考えられているのか、分かればお教えいただければ。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 淵本建設部長。 ◎建設部長(淵本安志君) 排水対策につきましては、林地開発の基準に基づいて適正に配置する予定となっております。 まず、外側には、表から見えますような形で当然U字溝等の排水が設置されます。それから、盛土の場合は内部に層ごとに面状、板状の排水材を配置していくようになります。それは盛土が始まってから小段ごとに配置していくようになりますので、それは盛土後の施工という形に順次になっていきます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員、マスク外していただいて結構です。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) ありがとうございます。搬入費は県との交渉ということでありますけれども、また分かり次第御報告いただけるものと思っております。 2点目の中小企業基本条例の件でございますが、やはり景気悪化傾向の中でコロナという大きな災害という形で当市のいわゆる小規模事業者というものは特に疲弊しております。そういう中で、今これをお願いするのはやはり国も5人以下とか9人以下の小規模企業者、こういう方たちの重要性を認識して51年ぶりにこの法律を改正したと認識しております。さっきも少し紹介しましたが、もう一度お読みしてお願いします。 小規模企業は、経済を牽引し、雇用を確保する力であり、地域社会の主役として地域経済と住民生活に貢献し、伝統技能や文化の継承に重要な機能を果たす国家の財産とも言うべき存在である、しかしながら小規模企業の多くは、資金や人材などに制約があるため、外からの変化に弱く、不公平な取引を強いられるなど数多くの困難にさらされてきた。日本経済の再生を果たすためには、成長力の基盤である小規模企業の健全な発展を促し、小規模企業がその個性や可能性を存分に発揮することを通じて、活力ある地域社会ひいては我が国の産業競争力の向上を実現していくことが国家的課題であることに鑑み、政府は、本法律の施行に当たり、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。こういうように述べております。 また、商工会及び商工会議所小規模事業者の支援ニーズに的確かつ十分に応えられるよう、経営指導員等の資質向上及び有為な人材の確保に必要な措置を講ずること。また政府として、関係省庁や支援機関などとともに連携しながら、地方公共団体に対し、小規模事業者の振興と地域活性化は表裏一体であるという本基本法の趣旨を丁寧に説明し、十分な支援人材の体制が確保され、理解と協力が得られるよう努める、こういう形でこの法律は述べられております。そういうことから、ぜひとも早急にこの基本条例、特に4人以下の事業者、こういうところに対してはこの条例を早く制定していただき、しっかりとした支援が行き届くようにお願いしたいと思いますが、いま一度市長さんの御所見をお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 令和3年6月の定例会におきましても、同様の御質問をいただいております。各関係機関等とよく相談をしていくところでございますが、今現在コロナ禍というようなことで会議等が一旦中断をしております。そこをひとつ御理解を賜りたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) 環境が整えばすぐ議論し早急に制定をお願いしたいと思います。 それから、4番ですけれども、ホームページとかそういうところにも表示してあって、表示を現場に立てる必要がないというような御答弁をいただきましたが、やはり私は区域がこうであるということを皆さんが認識できるというのは現場に急傾斜の危険地域もそうですけど、その場所その場所必ず標識が立っております。それから、山林についても涵養保安林とかという看板が必ず立っております。海岸法というのは、そんなに皆さんが知っておられるというか、そういう法律でないというのもありまして、やはりその法律自体があることを知らないのにホームページを見るとか、そういうこともなかなかなされないのではないのかなというように私は思います。多くやっぱり人が来る当市でしたら外輪海岸、それから亀ノ浦、そういうところにはやっぱり表示が必要でないかと思いますが、もう一度部長の答弁お願いいたしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 淵本建設部長。 ◎建設部長(淵本安志君) 外輪海岸等につきましては、岡山県のほうの管理の海岸になっておりますので、市のほうで設置するとかしないとかということはちょっと申し上げられないのかなとは思っております。そういう中では、もう岡山県のほうにお願いをしていくということしかないかなというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) ありがとうございます。そういう意味で、やっぱり県のほうにしっかりと必要な箇所には標識を立てるようお願いしていただきたいと思います。 そして、もう一点ですけれども、亀ノ浦とか外輪海岸にはたしか海砂を大量に投入しているというように記憶しております。やはりこういう形で砂が投入されますと、それが押し上げられて胸壁部分が安全な高さが取れなくなるという問題があります。そういうことも含めて、何らかの形で対策を講じていただかなければならないかなと思いますけど、その点については何か御所見がおありでしたら。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 淵本建設部長。 ◎建設部長(淵本安志君) 砂につきましては、私が記憶しておりますのは例年海水浴場ということで、ならす作業まではしていたかなというのを記憶しているんですけども、ちょっとこちらのほうでは最近そういったことがなされているかどうかというところまでが申し訳ないんですけども把握できておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆3番(田口豊作君) 亀ノ浦含め、台風とか来ると一夜にして砂が丘へ押し上げられる、そういう状況ですので今後しっかりと対策を考えていただきたいことをお願いして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で田口議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防の徹底のため、この際暫時休憩いたします。     午前9時57分 休憩     午前10時15分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 この際、申し上げます。 青山議員より資料請求のありました資料につきまして間違いがありましたので、先ほど差し替えさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは次に、青山議員の一般質問を願います。 2番青山議員。     〔2番 青山孝樹君 登壇〕 ◆2番(青山孝樹君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 まず、資料の提出、ありがとうございました。 最初に大きい1番目、道の駅と自然公園の設置について市長にお伺いします。 1点目に、道の駅や自然公園の必要性についてお伺いします。 少子・高齢化、人口減の問題は全国的な課題であり、岡山県と兵庫県の県境にある備前市においても深刻な問題です。本市においても、これまで子育て支援や企業誘致など移住・定住を図る様々な施策が行われました。これまでの御努力には感謝いたしますが、決定的な解決策にはなっておりません。だからといって、その取組をやめるのではなく、それらは継続しながらも今ある財産を生かし交流人口、関係人口を取り込むことによって若者の定住・移住につながる新たな魅力を生む方法を考えるべきではないかと思います。私も何度か提案させていただきましたが、備前市は岡山県の東の玄関口であり交通の要所であります。しかしながら、残念なことに通過点になってしまっています。しかも閑谷学校や備前焼、日生方面や八塔寺方面など市内の観光地を訪れるバスツアー客を迎えても、バス数台を駐車させて100人規模が一同に昼食を取る場所がなく、みすみす昼食が取れる岡山、倉敷方面に逃してしまっています。観光業や商売を成り立たせるためには、人や物が集まり交流する場としての道の駅や自然公園の設置が必要かと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。また、前市長時代に構想されたと聞く(仮称)備前市防災公園構想のその後はどうされたんですか、お聞かせください。 2点目に、場所の選定についてお伺いします。 掛谷議員の道の駅(三石)概略業務委託料130万円という議案に対しての質問に対し、三石地区は買物困難者が多く立ち寄りやすいこの場所に販売所や防災所を造り道の駅とします、また防災公園の計画はの質問に当市は整備されていない、適地がないと答えられました。そこで、私なりの考えを述べさせていただき、幾つか質問させていただきます。 国交省では、道の駅は単に駐車場とトイレがある休憩施設としての機能だけでなく、地域の観光情報発信機能文化教養施設や防災施設など地域連携機能も目的にしています。さらにブラッシュアップさせて、2025年までに1つ、道の駅を世界ブランドに、2つ、新防災道の駅が全国の安心拠点に、3つ、あらゆる世代が活躍する舞台となる地域センターになど、地域創生に貢献できる場として発展させるとしています。また、自然公園については、四季折々に自然が楽しめ親子で遊べる遊具や芝生広場、さらにフットサル、グラウンドゴルフイベントホール、避難所など天候にかかわらず多目的に利用できるドーム型人工芝多目的施設スケートボード場ボルダリング場BMI練習場などアーバンスポーツ施設、またドッグラン、オートキャンプ場など市民や観光客が憩い楽しめる多目的な複合公園を併設するというのはどうでしょうか。最初から全ての施設を整えることができなくても、将来に向けてはある程度の広さや利便性も考えた場所の選定が必要かと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。 大きい2番目、コミュニティーの維持・再生について市長にお伺いします。 1点目に、少子・高齢化、後継者不足による地域存続の危機について市長にお伺いします。 御存じのように、若者の流出と高齢化により農林水産業に関わる後継者不足で耕作放棄地や空き家が至るところに見受けられます。市内の至るところが限界集落となり、存続が危ぶまれています。地域の行事はおろか、共同で行う農作業も高齢者にとってはかなりの負担です。地域の世話人も、成り手がない状況です。このような状況を市長はどのように思われていますか、お考えをお聞かせください。 2点目に、まちづくり会議の活用についてお伺いします。 市長は就任当初の6月議会での令和3年度施政方針において、コミュニティーの育成と地域活動の支援として地域課題解決のための組織であるまちづくり会議のさらなる活動の持続活発化を誘導するため専門家の助言、指導を受けながら地域の持つ課題や資源を整理し地域を活性化する取組に対して支援してまいりますと述べられました。1点目も踏まえて、今後どのようにまちづくり会議を活用していかれるお考えですか、お聞かせください。 大きい3番目に、岡山大学大学院教育学研究科等との連携協定についてお伺いします。 1点目に、意義や内容について市長にお伺いします。 従来の官学連携に加え、今回新たに岡山大学大学院教育学研究科との連携協定を結ばれました。当初質問に上げていました意義や内容、今行っている連携協定とのすみ分けは掛谷議員への答弁で分かりましたが、その他で追加のものがあればお聞かせください。 2点目に、マイクロステップ・スタディについて教育長にお伺いします。 岡山大学大学院教育学研究科との連携協定では、マイクロステップ・スタディを使ったICT教育ということですが、文部科学省が進めているGIGA構想への対応に学校現場は追われているのではないかと推察し、新たな取組で先生方への過度な負担や子供たちと触れ合う時間が少なくなってしまうのではないかと危惧されます。使用方法や期待される効果について教えてください。また、使用上のルールやトラブルへの対応についてのお考えをお聞かせください。 大きい4番目、シンフォニック・オアシス、八塔寺青少年文化スポーツプラザ(仮称)でありますが、この構想について教育長にお伺いします。 先日の教育委員会会議を傍聴させていただいた中で、構想が提案されました。事前に教育長をはじめ教育委員会の皆さんで歴史文化と自然に恵まれた八塔寺を1日かけて調査されたとのこと、さすが現場主義の教育長さんの行動力と職員の皆さんの積極的な姿勢、御苦労さまでした。私もその後で改めて八塔寺を訪ねてみて、様々な可能性を感じました。 そこで、2点教育長にお伺いします。 1点目に、目的と内容、期待される効果について、どのようにお考えかお聞かせください。 2点目に、この地区に関係する方々への理解と協力、連携をどう取っていかれるのか、今後の進め方について教えてください。 以上で私の一般質問を終わります。明快な御答弁をよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、青山議員の御質問に順次お答えいたします。 1番1点目、集客力の高い観光地の道の駅は地域内外から流入する観光客を受け入れることで地域経済への波及も大きく、地域活性化につながる可能性を持つ施設であり、本市でも必要施設と考えております。その際には、トイレ、駐車場、観光案内、コンビニ、地域特産物の販売など魅力的な施設にしたいと考えております。 なお、以前国道2号線沿道の片上大池付近に備前市防災道の駅の構想がありましたが、管轄する国土交通省と協議を重ねていく中で、その区域が土砂災害警戒区域に当たることから防災の拠点となる防災道の駅としては適当ではないという結論に至りましたので他の場所での検討を行っております。 次に、自然公園の必要性についてでありますが、防災機能を有した公園の設置は必要であると考えております。具体的な計画を進めていきたいと思います。 2点目の場所の選定につきましては、適地が見つかり次第、県と協議を進めてまいりたいと考えております。 2番1点目、コミュニティー活動は地域の特性により地域住民自らが考え内容、方法等も自由に企画することを理想としていますが、行事での人手不足の深刻さや世話人の成り手がいない問題についてはどの自治会においても例外ではないと思います。自治会における役員の負担を少しでも減らし、もっと若者や女性が参加しやすい自治会の運営方法や規模など在り方の研究をしていく必要があると考えております。 2点目、少子・高齢化、後継者不足による地域の問題や地区にある資源を生かした活性化を考える場として、まちづくり会議を活用していただければと考えております。 3番の1点目、意義や内容につきましては、教育長より掛谷議員にお答えをしたとおりでございます。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 改めまして、おはようございます。 私のほうからは3番、4番についてお答えをいたします。 最初に3番2点目、マイクロステップ・スタディについてでございますが、マイクロステップ・スタディは漢字の熟語あるいは英単語などの問題が人間の記憶のメカニズムを踏まえて繰り返し練習することによって効率的、効果的に知識や技能を習得することができるというアプリでございます。掛谷議員の御質問にお答えしたとおりでございますけれども、少し付け加えをさせていただきます。 岡山大学の寺澤教授による新しい記憶研究の成果に基づいて開発されたものです。高精度のビッグデータをフルに活用した、特に低位置の児童・生徒の学習意欲と基礎学力を確実に上げられる新時代のe-ラーニングで2019年には文部科学大臣賞を受賞しています。日本e-ラーニングアワード2019文部科学大臣賞を受賞しているところでございます。大変優れたプログラムであると認識をいたしております。具体的には、児童用のタブレットからアプリを開き子供たちが自学自習をすることで、その学習履歴を踏まえてそれぞれ個別に適切なタイミングで反復練習がなされるという仕組みになっております。活用場面といたしましては、基本的に授業外であります。家庭学習が中心になるものとなっております。 教育委員会といたしましては、こうしたアプリでの自学自習によりまして基本的な地域とか学力の習得が可能な環境を構築することで学校での授業においては中心となるのは、これからは学習者の主体的な思考あるいは発表の場面をより充実させるということに傾注していくという活用イメージを持っております。議員御指摘のように指導上の新たな負担に、教員の新たな負担にならないようにできるだけの配慮はしていく予定でございます。使用上のルールやトラブルへの対応についてですけれども、マイクロステップ・スタディはドリルアプリですので使用に端を発するトラブル自体はございません。したがって、トラブルやルールについては、タブレットの使用自体に対する想定ということになると考えます。この点については、既に備前市ではタブレットの家庭持ち帰りを想定した活用事例とか使用上のルールを構築する、その上で学校、家庭へも周知しておりまして、持ち帰りによる活用も既に始まっております。マイクロステップ・スタディについても、こうした持ち帰りによる活用方法の一つとして運用していく予定でございます。 なお、本アプリの活用実施につきましては、今年度においては来月より開始できるように小学校4年生、5年生、6年生開始できるように鋭意準備をしているところであります。また、来年度については、目下対象学年を拡大する方向で実施したいというふうに考えているところでございます。 続きまして4番目、シンフォニック・オアシス、これは自然と人間が響き合うという英語で大変申し訳ありませんが、シンフォニック・オアシスという言葉を使わせてもらっています。自然と人間が響き合う、本当に八塔寺はそういうシンフォニック・オアシスに大変ふさわしい場所であるというふうに私は何度も行っていますが、先日も行って痛感しました。 八塔寺青少年文化スポーツプラザ構想につきましての1点目、目的と内容、期待される効果についてでありますが、まず趣旨から申し上げますと青少年を中心にキッズからシニアまでの市民とか、あるいは観光客の文化スポーツ振興、健康増進及び生涯楽習ですね、楽しく学ぶ生涯楽習を八塔寺周辺の自然を生かしながら行うことを目標といたしております。そして、楽しく学び生きがいの創出と地域づくりに資することを期待しておるところでございます。施設についてでありますが、まず八塔寺ふるさと館、八塔寺山荘、八塔寺国際交流ヴィラ、望ケ丘キャンプ場などの既設の施設を存分に生かした行事を企画し、それぞれの施設のよさを再認識していただくことからスタートしたいと考えております。また、星空の大変美しい場所であると認識しておりまして、美星町に負けないほどの美しい星空の町でもありますので、今後は星座あるいは星空の観察のメッカになるようにしたいなという夢も持っております。アウトドアスポーツのメッカとすることを当面の目標としておりまして、新年度はまずアウトドアのスポーツイベントから行うつもりであります。そして、行事の成果や反省の上に立って、さらなる増設、新しい施設がどのように必要であるかという可能性は探っていきたいと考えております。 2点目、今後の進め方についてでございますが、来年5月末にアウトドアスポーツフェスティバル(仮称)でございますが、アウトドアスポーツフェスティバルの開催を目指して現在準備を進めております。このイベントは、地区の方々への理解と協力は欠かせませんが、その協力、理解を得ながら地元の振興会あるいはスポーツ関係者あるいはNPO法人、施設管理者などと実行委員会を立ち上げて官民協働で行いたいと考えております。内容につきましては、クロスカントリーあるいはオリエンテーリング、野外活動体験など親子で楽しく参加できるものにしたいと考えております。また、御承知のように国際交流ヴィラがありますので、国際交流ヴィラなどを活用しまして英会話の体験学習として英語村、イングリッシュビレッジと称しますが、英語村も企画し自然の中の生活場面において英語を楽しく親しんでいくと、そして英語コミュニケーション能力が知らず知らずのうちに身についていくような、そういう英語体験のイングリッシュビレッジも企画してまいりたいと考えております。 以上で答弁とさせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ありがとうございました。市長、道の駅についても必要性を感じておられて、いろいろ場所を考えたりしていただいているということで、大変期待ができるなというふうに思っております。先ほど前市長時代のいわゆるあそこの東片上の北側といいますか、大池のあそこの丘陵地、私もあそこを何度も訪ねまして最適な地だなというふうに思いながら、なぜできないんかなというふうな、そういう思いも強くしておりました。先ほどお聞きして、土砂災害の区域であるというふうなことで国土省とも大変交渉していただいて苦労していただいたんだなというふうに思っておりますが、2点目に上げさせていただいた場所の選定ということで、道の駅あるいは自然公園、私は要するにこの2号線とかブルーラインあるいは250号線、山陽自動車道、そういったようなところが備前市では主要道路が走っているわけなんですけど、もうどうも通り抜けるというふうな形でここへとどまって観光していただいたり、あるいは物を買ったり食べたりというふうな消費活動がなかなか起こっていないかなというふうに思っております。閑谷学校、この秋何度も訪れましたけど、紅葉の時期で大勢大型バス何台も連ねてこられたり、道路にずっと車が並んでおるというふうな状況も見させていただきました。あそこへ訪れて1時間ほど見学されたら、その後お昼が来たらどうするのかな、自家用車のようなものであれば日生のほうとか、そちらのほうへ行っていただけるんじゃないかなと思うんですけど、バスがもういきなり岡山方面へ走っていってしまっているというふうな光景見ますと、昼食をやっぱり取って、そこからもう一足八塔寺あるいは日生あるいは備前焼、伊部のほうへ流れてきていただいたらいいのかなというふうな思いで道の駅というふうなことを何度も出させていただいております。 そこで、例えばその大きさについてなんですけど、あるいはロケーションなり、そういったようなものについてほかに何か候補地というふうなものが今もしありましたら教えていただけたらと思うんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 道の駅で言いますと、岡山県で御承認をしていただく道の駅と国で承認をいただく大規模な道の駅、私は2つあると思っております。今回三石にお願いをしておりますところは、県の御承認をいただく道の駅で、決して大規模な道の駅ではありません。2号線、250号線あるいは96号線があります。兵庫県から入っていっときを交通安全の意味も含めて、そこで駐車をしていただく、あるいはそれから新たに次の目的地へ行っていただく、私はそういう中継地点としての備前市は本当にその可能性はあると思っております。前の市長時代から、ぜひとも一、二か所造りたいということでございます。山陽自動車が三石インターで下りてきますし、日生からは小豆島のほうにフェリーが出ております。大小は別に各地域において、この道の駅が地域に与える活性化、経済性というものはあろうかと思いますが、やはりこれもよく考えてやらないと持続可能なですね、経営のポテンシャルがなければ赤字運営ではなかなか事業の継続は難しいわけでありますし、一方的に補助金等をつぎ込んでおりますと、経常収支比率がよくなるわけではございません。やはり駅長さんを中心に、どのような人的構成も考えていかなければならないわけであります。夕方前の3時頃に閉鎖をする道の駅もあります。いろんなこの道の駅ブームがその結果、より町が発展した場合もあろうかと思いますが、私は備前焼、閑谷学校あるいは日生の回遊性のある頭島までの観光資源、そして吉永、八塔寺、まだまだ十二分にその資源を我々生かしておらないという前提に立って担当部局及びプロジェクトチームにその辺をお願いをしております。ぜひとも市民、議員の皆さん方にはこれらの道の駅につきましては防災上の面も含めて考えていきたいと思っております。また、自然の公園等を防災面からも考えていかなきゃならないと思っております。伊部地区、片上地区には今つながりの森という大変貴重な、また大変大事な青少年の育成を兼ねた場所も完成しつつあります。このように、いわゆる茶臼山から伊部にかけて自然公園的なものができ、それがいざというときに防災の駅、防災の拠点になる、そのような自然公園も必要であろうかと思って内々に検討を指示しております。来年度以降、具体的に進むと思われますので、またその際には議会に御相談を申し上げたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 今のお話をお聞きしますと、県レベルといいますか、小さいそういう拠点を幾つも造られるようなお話に聞こえるんですが、例えばグラウンドゴルフ場の屋根のお話のときもあちこちで造られるというふうなこと、それからスケートボード場についても場所について日生地区だけで終わられずに必要があればあちこちまた造られるのかなと思うんですけど、集約して、そして複合的に使えるような、そこへはやはり市内外あるいは市民が大勢集まって、そこでにぎわいが生まれる、消費が生まれる、そういったようなところというふうなものというのはやはり備前市に1つは必要じゃないんかなというふうに思うんですが、それについてどう思われますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 考えを述べます前に、グラウンドゴルフのテントの件でございますが、私はあちこちに造るということではございません。利用者の人がそのような要望があれば真剣に考えるということでございますので、今現在は吉永のグラウンドゴルフ愛好者の方がそのような希望を言うておられます。また、備前市グラウンドゴルフ連盟におかれましては、いわゆる備前市の中心部に大型ドームといいますか、そういうものを備えたものを造っていただきたいという連盟からの要望書は私のところに届いております。 これはちょっと横に置きまして、今の議員の趣旨はもうもっともでございます。 ただ、どこにどの程度の大きさの用地を確保できるかというところでございます。その用地さえ確保して経済的に合理的にその場所が備前市を代表する道の駅になっておれば、私はそれなりにいいものができると思いますが、議員御承知のように時々防災公園と称して総合グラウンドができたり、いろんなものが防災上可能であるという事例は県内にもあります。自然公園的なものにしていくか、あるいは経済を中心とした物品等の販売も含めて大きなものを備前市内に1つ造るか、あるいは少し小型なものを吉永、日生あるいは2号線沿いに1つ、2つ造るか、いろんなところ実は私も考えております。大事なことは、用地がそれだけのものが売っていただけるかどうか、あるいは市が持っておるところが再活用できるかどうか、そこが肝だと思っております。 ○議長(守井秀龍君) 青山議員、一問一答での再質問をよろしくお願いいたします。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 用地が本当大事だというふうに思います。そういう意味で、駐車スペースとそれから食べるところだけでない、もっと広がりのあるような、そういったような場所をお考えいただいて用地の選定をしていただけたらというふうに思います。 次に移ります。大きい2番目のコミュニティーの維持・再生ということであります。 これ私も地区の役員をさせていただいておりますし、区長会にも顔をのぞかせていただいております。そういう中で、やはり地区のいろんな行事をしていく、そういう役員さん成り手がいないんだと、そして若い人あるいはある人に固まってしまって何年もやらなければいけないとか、すぐに回ってくるとかというふうなことがあるし、農作業をみんなでやろうと言っても若い人がいなくて年寄りばっかりでしんどい思いすると、どうにかならんだろうかというふうなことをお聞きします。そこで、そういう担い手について、例えばこれ育てていくということも大事だというふうに思うんです。例えば中高生だっぴというふうなところで、自分たちの地域について考えていこうというふうな、そういうふうな取組をしておられます。それから、中学生なんかは職場体験というふうなことでやっておられるんですけど、そういうふうな実際に話し合ったり、あるいは場所へ出ていって何かをするというふうなこと、例えば中学生の職場体験とか高校生の地域学という学習がありますけど、そういった学習の中で農林水産業を実際にやってみるとかというふうなことの取組というのは、これは教育長にお聞きしたほうがいいんでしょうか、どのように考えられますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 御指摘のとおりだと思います。やはり地域とのつながりというのは本当に全国的にもコミュニティ・スクール構想が進行していますし、備前市は備前市でまるごと大学校構想でコミュニティ・スクール、備前市全体がコミュニティ・スクールだと思っていまして、学校も地域も生涯学習もスポーツも文化も全て入れて地域とのつながり中でいかに進行していくかということがですね、基本的な問題として重要であると考えていますので、環境問題その他も含めた全ての面でいかに地域とのつながりを深めていくかということは非常に重要な課題ですので、またいろいろ具体的に御提案いただいて具体的に検討を進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 私も以前吉備中央町、加茂川のほうでサッカーを指導して、その子供たちを連れて合宿かたがたそこの地域の農作業を手伝ってというふうなことを企画したことがありますし、それに携わった方が大学生なんかに施設に入っていただいてボランティアとして地域のそういう高齢者に難しいような、そういう仕事を手伝っていただくというふうなことをされておりました。そういうボランティア、大学生、ボランティア単位というのもありますし、そういうふうなもの、後で学社連携の話がありますけど、そういうふうな連携協定をたくさん見ましたら11ですか、結ばれているんで、そういうふうなもの大学を利用してやるというふうなことというのはどんなでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 私も大学に長くいましたので、今青山議員が御指摘の点は大変重要なこれから学生もいろいろな面から地域に地域創生に先頭に立っていく若者ですので、それが例えば八塔寺などで合宿研修をしたり、あるいはそこで農業体験を一緒にしたり、あるいは今頃農村留学というのもございますね、短期間、長期間いろいろありますけども、そういういろいろな形を通して大学生などを生かした本当に生き生きとしたまちづくりを展開できればすばらしいことになるんじゃないかなと全く同感であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 次に、まちづくり会議のことについてお伺いします。 活性化の場として活用ということなんですが、以前にもまちづくり会議の構成メンバーなんかに若い人、それから女性が少ないじゃないかと、それを解消するためには例えば開催する曜日とか時間とか、そういったようなものの工夫とかというふうなことをちょっとしていただければ参加できたり、それから中心になってやられる方のお考えもあると思うんですけど、地域担当職員の方でそういうやり方もあるよとか、このまちづくり会議もう少しこうしたらどうでしょうかとかというふうなことのアドバイスのようなものをしていただけたらと思うんですけど、若者や女性が参加しやすいような、そういう会議づくりについて市のほう職員それぞれ6人ほど出されているんで、そういう市の職員の方の指導でありますとか、あるいはもう既に備前市内でもみんなの集落研究所というふうなところが入っていろいろアドバイスもされているようなんですけど、もうちょっとその辺の活用をしっかりできないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 地方自治体として地域住民の幸せ、地域住民の発展を願うために税金をいただいて一生懸命公務員として仕事をしております。あらゆる要望には応えていくつもりで、みんな毎日一生懸命仕事をしております。この新しくまちづくり会議等が小学校単位で出来上がっておりました。いわゆる横串が入った形で、今までの区長会を中心とする縦串とうまくかみ合っていけばいいと思っております。特別に専門的な知見がなければ運営ができないということではないだろうと思っております。その地域に置かれた問題をそれぞれの意見を広く集約して、そして一つの方向性をつくっていく、そういうものだと思っておりますので、これからも市の職員等が積極的にその知見をお使いいただければいいんじゃないかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) おっしゃるとおりで、地域は地域で自分たちで守っていくというふうな考え方というのは必要なことだと思います。 ただ、ファシリテーターといいますか、そういう方の会の進め方によってはちょっと何かあまり話合いができていないような場面もあったり、若い人入れてのもっと柔軟な意見なんかが入っていけるように、これはそれぞれ担当されているところでお気づきの点もあると思いますので、その辺を十分共通認識を持っていただいて担当していただけたらというふうに思います。これについていかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 日々日常生活において、その地域で若い人から、あるいは高齢者から、あるいは子供を含めてやはり楽しく生活ができる、そのためにいろんな事例が全国津々浦々あるわけであります。備前市は合併して17年、それなりに市の職員も研さんを積んでおります。また、補助金等をそういうものに加味していくことも可能でございます。どこまで自主運用していくか、どこにどのような問題が相互にあるのか、そういうところの横の情報については市の職員が把握しておるでしょうから、十分にお手伝いできるような形に持っていけるんじゃないかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 次に、大きい3番目の大学との連携協定ということで、趣旨については分かりました。 2点目のマイクロステップ・スタディについてなんですが、これも使用方法とか期待される効果については細かくお話しいただきましたので分かりました。使用上のルールとかトラブルへの対応ということで、使用場所とかそれから使用時間、使用場所については家庭でということでしたので保護者の方の負担というのはおかしいですけど、子供に対してそれを使い方を十分効果出るようにというふうな取組が必要かと思うんですが、そういう保護者の方への指導をどのような形でやられておるのか、教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えいたします。 議員御指摘の家庭での使い方等に関しましても、学校を通じて適切な使用方法に努めていただくように周知をお願いしてまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 総論的な意見なんですけど、例えば使い方が途中で分からなくなったとか、あるいは故障をしたとかというふうなことに家庭だけでは対応できない部分もあると思うんですけど、そういう場合の対処についてはどういうふうに考えてますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) いずれにいたしましても、教育委員会が学校を通じてバックアップを図ると申しますか、学校だけの負担ということでもなく教育委員会がそこを後方支援していくという形でトラブルに対しての対処をしていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 最後にもう一つ、これ今試験的にやられて各学校あるいは範囲を広げていくと言われておるんですが、専任のそういう指導をされる方というのは例えば大学から派遣されるとかというふうなことがあるんでしょうか。
    ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) これは幸いなことに岡山大学という近接の大学でありますし、もう寺澤教授とともにデータサイエンスセンターという大きな岡山大学には寺澤教授がセンター長をしている組織がありますし、そこで綿密にこちらと連携しながら派遣してもらう必要があるときはしてもらうし、ネットその他で連携しながらやっていくという、そういう体系は十分体制ができておりますし、そういう綿密な指導の下で専門的な観点からも指導していただきながら進めていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ぜひ何かあったときに全て教員が対応しなければいけないとか、そのようなことにならないように方法を講じて今試験段階だと思うんですけど、いろいろ出てきた、そういう問題点についてはしっかり検討していただきたいと思います。 最後に、シンフォニック・オアシス、八塔寺青少年文化スポーツプラザ構想についてなんですが、いろんな発展を考えておられるということなんですが、例えば地元の方との話合いということなんですけど、先日伺ったときに地域おこし協力隊の方とお話ししまして、これは直接この構想とは違うかもしれないんですけど、なかなか地元でコミュニケーションが取れていないというふうなことを言われ、そのような状況感じました。みんなでつくり上げていくというふうな形で、そこに関係される方がしっかりお互いに理解、それから協働してやられるようにしていただきたいと思うんですけど、その辺についてはどのように考えられていますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 御指摘いただいておりますように地域おこし協力隊なども、できれば増員してでも専属につけてもらえばありがたいなという希望は持っておりますけども、それをはじめとして、本当に全ての人が議員の方々はもちろんのこと、地域の皆さん、市の関係者の方々、全ての人が本当にこれぐらいなるものはぜひつくっていこうという協力の下に進みたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ありがとうございます。私も訪ねまして、それぞれの施設立派なものができてあったり、造られた当時はしっかり活用されたりしていたんだろうなと思うんですが、もう今ちょっとそういうものが見当たりません。もう一過性にならないように、そのことをしっかり考えて連携を取られてやっていただきたいというふうに思います。ありがとうございました。質問終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で青山議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防のため、暫時休憩いたします。     午前11時11分 休憩     午前11時25分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、西上議員の一般質問を願います。 7番西上議員。     〔7番 西上徳一君 登壇〕 ◆7番(西上徳一君) それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 1点目の備前市指定文化財の追加につきましては、NPO法人スマイル・つるみが作成いたしましたパンフレットを御用意いたしましたので、参考にしていただきながら進めさせていただきます。 東鶴山地区の鶴海港近くに氏神八幡宮があります。かつては産業、主に酒造業、しょうゆ業、油締め業、綿業、工場などが盛んで商品を大阪に運ぶ海運業が発展し商人の活躍した豊かな地でありました。この地は素人芝居が盛んで芝居興行の座があり、各地を巡業したと伝わっています。地元鶴海の氏子は、お伊勢様参りの帰りに大阪の絵馬屋で絵馬を求め船便で持ち帰り氏神様にお礼に奉納したと言われています。また、上方で人気があった出し物を描いた絵馬を上方の芝居座がお礼に持ってきて奉納したのではないかと、地域の人々から聞きました。拝殿内は、大小取り混ぜた絵馬で埋め尽くされております。東西南北の壁や天井に、柱に隠れ重なって40余点の大小の絵馬があります。豊富な図柄と保存のよい美しい色彩は、にぎわっていた時代の鶴海の様子が伝わり見飽きぬ興味深いものであります。芝居絵が多く、これらの絵馬は興業の成功を祈願して奉納されたものであり、地区の人たちは懐かしんでいます。産業が盛んで豊かだった当時の鶴海の氏子の勢いと神仏への敬けんな祈り、感謝の気持ちが伝わってきます。今後も郷土の文化財として保護と保存を願ってやみません。そこで、鶴海八幡宮の絵馬を市指定文化財として保護、保存することはできないでしょうか。 大きな項目の2点目、教育についての1番目、小規模特認校制度についてお伺いいたします。 小規模特認校制度は学校選択制の一つである特認校制を小規模で実施するもので、特定の学校を特認校として指定し少人数で教育のよさを生かしたきめ細かな指導や特色ある教育を行うものです。このような環境での教育を保護者や児童・生徒が希望する場合は、従来の通学学区は残したままで学校選択制の一つとして市内町内のどこからでも就学を認めます。特認校制とは、従来の通学区域は残したままで特定の学校について通学区域に関係なく当該市町村内のどこからでも就学を認めるものです。また、小規模校との違いについては、小規模特認校には町内全域から就学することができる他校にはない、その学校だけの特色ある教育カリキュラムを実践できるといった小規模校との違いがあります。 瀬戸内市では、裳掛小学校と美和小学校が指定されています。それでは、裳掛小学校における学習活動の特色を紹介いたします。少人数を生かした学習指導を行うことで、一人一人に基礎基本の確かな定着を図り地域の環境、自然、産業等を生かした学習活動を行い豊かな自然を体験するとともに地域の歴史や文化を体験しています。体験活動は5、6年生はカキ養殖、3年生、4年生はピオーネ栽培、5年生、6年生はまた虫明焼、そして長島愛生園夏祭りの参加、ハンセン病療養施設との交流し地域の人、物、ことから学び豊かな体験でふるさとを大切にしています。また、これまでは子供たちにとってよりよい教育環境を充実させる方法として統合という方法での学校の適正規模、適正配置化を進めてきました。小規模特認校は、この統合とは異なる方法で教育環境の充実を図るものです。 そこで、小中一貫教育を掲げる備前市では、小規模特認校と併せて進めていくことで教育の充実が図れると思います。例えば地域の行事はもとより、三石ではソフトテニスが盛んです。そして、宿場町耐火れんがの歴史を学ぶ、西鶴山では丸山古墳、農業、東鶴山では佐山地区のフルーツパーク、須恵器の窯というような地域の特性を生かした特色のある教育ができるが、いかがでしょうか。 2点目、イエナプラン教育についてお伺いします。 日本イエナプラン教育協会によると、イエナプラン教育とは一人一人を尊重しながら自立と共生を学ぶオープンモデルの教育です。個性の尊重や対話を重視した指導が行われています。つまりイエナプラン教育が目指すものは、自立のための主体性と共生に必要な協調性の獲得だと言えるでしょう。また、イエナプラン教育は、世界一の教育と表現されることもあります。イエナプラン教育の普及するオランダは、過去に子供の幸福度ランキングで先進31か国中1位を獲得いたしました。それらと関連づけられ、世界一の教育と表現されているのだと考えられます。 広島県福山市では、2022年4月市立小学校の常石ともに学園が開校を予定しています。ドイツで誕生し1960年代にオランダで広がったイエナプラン教育に基づく教育を行います。イエナプランは、子供自身が学習計画を立て異年齢の集団で共同して学ぶことが特徴であります。市教育委員会によりますと、公立としては全国初の実践校になると言います。現在は市立常石小学校からの移行措置中で、既に1年生から3年生はイエナプランに基づく教育を受けています。市外からの問合せも多く、21年度の新1年生は23人のうち5人が移住者でありました。担当者は市としては様々な教育改革の一環として取り組んでいるが、イエナプランが全国的に注目され結果として移住にもつながっていると話しております。 そこで、備前市でもイエナプランに基づいた教育も考えるべきではないでしょうか。教育長の御見解はいかがでしょうか。 大きな3点目、佐山バイパス県道備前牛窓線)についてお伺いいたします。 令和元年に地元の強い要望から、重かった県の腰を上げバイパス再事業化のめどが立ちました。しかしながら、100%の地元の同意を求められました。この機を逃しますと、次のチャンスは限りなくなくなります。代々継承する土地から地元の地域に貢献する土地との気概で、皆さんで前進させるべきだという声が大きくなりました。地元説明で了承され、次に岡山県事業評価監視委員会が認めて国への事業採択要望されました。現在はドローンを飛ばして現地測量、予備設計の段階であります。路線測量、詳細設計とまだまだこれから先の道のりは長く、市の協力なしでは到底無理でございます。地元の方々は、一日でも早く工事に着手をしていただきたいと願っております。吉村市長、県への連携、要望等よろしくお願いいたします。今後のスケジュール等をお教えください。 4番目、遊技場跡地取得について。 土地の取得については、時期が重要であると思います。所有者さんが土地の譲渡に理解している今こそが最適の時期であります。市民センターが駐車場不足で、公共施設が近くの民間の土地を借用して利用しています。民間の御厚意に甘えるにも限度がございます。自前の駐車場を持つべきであります。せめて200台ぐらいの駐車場が必要であると考えます。市長のお考えをお聞かせください。 5点目、観光についてお伺いいたします。 第3次備前市総合計画、第2期備前市まち・ひと・しごと総合戦略では備前焼、旧閑谷学校の日本遺産をはじめ、瀬戸内海の海の幸や温暖な気候、八塔寺の自然など文化、歴史、食、自然の気候に恵まれた地域の特色ある観光資源を最大限に生かし積極的に発信することで旅行者がゆっくりと過ごしたくなる、また訪れたくなる町を目指すとあります。 そこで1点目、実際に動ける民間企業、団体や人材を確保、教育し、しっかりとした推進体制を構築することが必要である。行政は民間の活動を支援、サポートすることを主として官から民への連携協働して進めていく体制が必要です。また、観光行政を進めるには観光協会との連携しながら進めないといけませんが、役割分担等どのように考えているのか、お教えください。 2点目、観光の負のインパクト、感染症対策も含め災害リスク対応について民間だけではなかなか指導は難しく、ガイドラインを示す等自治体がその中心的役割を担うことが必要です。持続可能な観光ガイドラインは策定等はいかがでしょうか。 3点目、市内フリーWi-Fiの整備状況についてお伺いいたします。 自治体がフリーWi-Fiを導入することで、観光客の増加を見込めます。訪日外国人にとって日本観光における大きな障害の一つがフリーWi-Fiの整備が進んでいないことであるというデータも存在しております。備前市内の至るところで基地局となる端末を整備し、Wi-Fiが使えますよという表示看板を見かけるよう整備していただきたいと思います。また、観光客が人気スポットなどを正確に把握する手助けにもなります。いかがでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、西上議員の御質問に順次お答えいたします。 3番、佐山バイパス県道備前牛窓線)についてでありますが、本年度現地測量及び詳細設計を発注し委託事業者が決定していると聞いております。また、計画されている県道につなげることで、整備効果が向上される市道についても整備を行う計画としております。今後の予定としましては、県が実施する地元説明会に市も同席し地元住民と協議できる場を設けたいと考えておりますので、その節は御協力をどうぞよろしくお願いいたします。 4番1点目、遊技場跡地の取得目的についてでありますが、まず市全体のまちづくりに必須の有益地で市民センター建設当時からの念願であった駐車場不足の解消による利便性の向上を図ることが主な目的であります。土地取得のタイミングについてでありますが、議員おっしゃるとおり所有者の方が譲渡に理解されている今こそ最適の時期であると考えております。毎年1月1日付で固定資産評価額の決定により、土地所有者の税金が増えるわけであります。よって、いつまでも待たすわけにはまいらないと思っております。タイムリミットがあるものと思われます。また、石原議員にも申し上げましたが、市民センター及び図書館の駐車場不足の解消による利便性の向上、サイクリングターミナルや市民駐車場といった目的、用途に加え東京オリンピックで銀メダルを獲得し注目を集めたバスケットボールのコート、野外イベント広場、オープンマルシェ会場など気軽に立ち寄れる場所として、また新しい時代のスポーツとして熱い視線を注がれるBMX、スポーツクライミングなどアーバンスポーツ施設としても考えられますので、先行取得の後、概略設計を行い有用で備前市民の皆さん方に夢のある利活用ができるよう検討したいと思っております。 なお、財源については土地の先行取得でございますので、土地開発基金繰入金を充てることとしておりますが、事業化する際には詳細な土地利用計画をお示しするとともに国からの補助金や有利な市債活用のほか、ふるさと納税を財源に充てることも考えております。ぜひとも将来の市民の利活用のためにも、今回の購入に大所高所から御賛同いただけますよう改めてお願いを申し上げます。 5番、観光についての1点目、官から民への連携協働についてでありますが、市内観光施設や町歩きなど団体、個人からの観光案内やガイドの要望に対しては備前市観光ボランティアガイド協会と連携、協力をし実施をしております。また、市と観光協会との連携における役割分担についてでありますが、観光協会は民間企業と行政との中間的な存在として公益的な観光事業を推進する目的で設立された団体であり、市観光行政を補完する役割にあると考えております。 2点目、感染症対策も含めた災害リスク対応ガイドラインについてでありますが、観光及びイベント等に関する一定のガイドラインが国、県から示されております。市内観光施設や案内窓口では、ガイドラインに準じた対応を行っていただいております。 3点目、市内無料Wi-Fiの整備状況についてでありますが、観光客の利便性を図るため市内事業者の店舗等に無料公衆無線LANの整備に係る費用の一部を補助するための補助金制度の開始以降、市内32の事業者からの申請を受け整備が実施されております。また、無料公衆無線LANが利用できる公共施設は日生観光情報センター、備前焼伝統産業会館、伊部つながり西休憩所、市役所などの14施設であります。しかし、14施設では十分ではないと考えておりますので、他の公共施設や屋外施設などへのWi-Fiの設置についても来年度当初予算に予算化をしてまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、西上議員の御質問に対して順次お答えをいたします。 1番、備前市指定文化財についての鶴海八幡宮の絵馬を市指定文化財として保護、保存できないかについてでありますが、基本的にはいろいろな郷土の文化財を大切にして保護、保存するように努めてまいる所存であります。基本的には、市の指定に関しては事前の調査を基に備前市文化財保護審議会の中で審議される案件になります。絵馬の市指定に関しましては、現在のところございません。今後は審議会の専門の先生方の御意見とか、いろいろ御助言もいただきながら、どのような形で保護、保存するのがいいのかということを検討してまいりたいと考えております。 続きまして2番1点目、小規模特認校制度についてでありますが、平成31年2月の定例会でお答えしておるとおり、市内の多くの小学校が100名前後の小規模校となっている現状に変わりはないことから、学校規模の違いが大きくない本市におきましては御丁寧な説明と提案をいただいておりますけれども、現行の取組を当面は継続していくことが望ましいというふうに今のところは考えております。当面各地区、各学校それぞれの特色を生かして発展する方向を重視してまいりたいと思います。 なお、区域外就学につきましては、星野議員にお答えしたとおりであります。 議員が提案くださっています地域の特色を生かした特色ある教育活動に係る取組についてでありますが、近年のコロナ禍の影響が大変大きく当初の計画どおりにというわけにはいっておりませんけれども、各学校ではその中でもそれぞれ工夫を凝らしながら各教科や総合的な学習の時間などにおいて地元も含め地域の教育資源を十分生かしながら、いろいろな教育カリキュラムを基に学習活動が展開されております。ですので、今後はそれぞれの地区の特色を生かしながら各学校・園のそれぞれの質的な充実を図っていく方向、それによって幼・小・中・高の一貫教育体制をさらに強固なものにしていく努力をしたいと考えております。 続きまして、2番の2点目、イエナプラン教育についてでありますが、議員からの御提案、親切丁寧な説明ありがとうございました。私も以前より注目をしている教育システムの一つであります。イエナプラン教育の理念そのものは大変重要なものを含んでおります。教育委員会といたしましても、イエナプラン教育の特色である異年齢集団、学年など超えた異年齢集団における子供たちが主体となってつくる教科横断的な学び等は、どのような学校であれ新たな教育の選択肢として注目していかなければならないものであると考えております。しかしながら、議員も御承知のとおり市民の皆様の中にも教育の在り方につきましては非常に多様な考え方を持っておられる、そのような考え方が存在しております。このことから、例えばどこかの小学校でイエナプラン教育を実施するということについては直ちに地域の理解とか合意を得ることは難しいかなというふうに考えております。と申しましても、さらに申し上げますとこのたびの学習指導要領改訂でより重視される主体的で対話的で深い学び、あるいはカリキュラムマネジメントなど現状の学校教育とイエナプランには理念を共有する部分も多々あります。市内の各校では、協調性や主体性を育む目的で異年齢集団による縦割りの班活動なども実施をされているところであります。教育委員会といたしましては、イエナプランの重要な理念、エッセンスを現在実施されている教育、特に小規模の小学校などで生かしていくことによってより効果的な学びを提供できるように、さらに研究をしてまいりたいと考えております。 以上で私からの答弁を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 1番目から順番にお願いしたいと思います。 それでは、市指定文化財の追加のところから教育長、よろしくお願いいたします。 第3次備前市総合計画の41ページから42ページのこの辺りで、歴史、文化の活用と伝統文化の継承というところで、課題1で新規指定候補の調査を実施します、また課題2、保存活用を図ります、これらのところでその次の右の上の辺で2024年までに累計目標値19件というような数値が目標値がございますが、これどんどんやっていきますというように伝わってくるんですが教育長、昨年度実績はどうなんでしょうかということをお伺いしたいんで調査した件数、また指定した件数などお分かりでしたらよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) お答えいたします。 平成12年に備前市歴史民俗資料館で開催した企画展、備前の絵馬では事前に調査した結果を紀要にまとめております。これが備前の絵馬という小冊子です。備前地域内の23社に180件余りの絵馬があることが分かっております。三石や八木山の鏡石神社にあります岡山藩主の池田継政の描いた繋馬図、また伊部の天津神社にあります岡山県下最古の年代を持つ立花図なども調査されていますが、未指定なのが現状であります。指定に向けて目標値を定められているように、そっちに向けてこれからさらに努力していかなきゃいけないなというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 平成12年企画展でまとめられていますということで、180件以上あるということで、これからもよろしくお願いいたします。 そして、今日お配りいたしました資料の右上に、地元東鶴山小学校の5年生、6年生が東鶴山未来プロジェクト、住み続けられる町を目指してと題して発表したものです。小学生はこの絵馬は大発見だということで非常に喜んで、今回このように研究されました。児童はこの中で右上でちょっと小さくて見えにくいところなんですけれども、そこをかいつまんで説明させていただきますと、自分たちでできること、何もせずに絶対人が来るわけがない、パンフを作ったりアピールしたり神社を掃除したりできると思った、これを見て私たちは子供たちの学習に後押しされ、そして地元の大人たちが動き、このパンフレットを作りました。そして発信して、そして私はここで登壇して教育長に、また市長にまで届いた、この純粋な純朴な子供たちに応えるためにも教育長はひとついい答えを出していただきたいと思っておりますが、教育長のお考えをいま一度お知らせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) ありがとうございます。本当に私も現場に子供たちや先生方等、あるいは地域の方々と話をすればするほど子供たちの純粋な学びに対する意欲と申しますか、強く感じさせていただいております。このような東鶴山小学校の5、6年生が鶴海八幡宮を調べてこのように発表した、その熱意と純真な心に動かされてNPO法人スマイル・つるみが中心になってこういうものを発行され、絵馬の市指定にもつながっていくような、そういう方向性を出されていることに感服いたします。このような子供たちの思いや願いを、やはり私たちは一つ一つ掘り起こし引き上げて今後の保存活動に生かしていかなきゃいけないなということをさらに意を強くしているところです。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) よろしくお願いします。 そして、大きな2番目の教育についてお伺いいたします。 先ほども御答弁のありました、平成31年2月議会で私も1度小規模特認校の御質問をいたしました。当時の御答弁も先ほど教育長が言われたとおり、備前市の多くが小規模です、備前市の現状を考えたとき小規模特認校の導入はなじまないのではないかと考えておりますと、全てにおいて小学校において地域学習、特色等ある教育活動の充実に参りますと言われたとおりの答弁でございました。しかしながら、全ての小学校においてもということで、なじまないということですが、どの小学校も同じぐらいの人数だ、レベルだというようなことですが、東鶴山は僻地ということで僻地で、そして複式学級です。ということは、それよりやっぱり同レベルではないと、同じ視線ではないと私は考えております。西鶴山小学校も同様じゃないかなと思っておりますので、私は教育長、逆になじむんじゃないかと思いますが、いま一度よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 考え方いろいろございまして、西上議員の御指摘もそういう面があることは私もそういう面もあるなというふうに思いますけれども、大所高所といいますか、全体的に見ますとやはり1つの学級にすぎない、2学級以上のものが備前中学校だとか伊里中学校ですか、一部ございますけども、本当に三石中学校とか吉永、三石小学校、吉永小学校など、あるいは西鶴山、東鶴山など小規模のところについては、やはりこういう特認校制度なんかを入れたらさらにほかの学校に行くだけでそっちに行くということはちょっと考えにくいのではないかと私は考えまして、私の考えがもしおかしいと思われましたら御指摘いただきたいと思いますが、そういうふうなことも総合的に考えますと当面はそれぞれ答弁いたしましたように、それぞれの学校の特色を生かして生徒増につながるような活動をいかに進めるかということを優先すべきではないかなというふうに考えているところであります。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 分かりました。各学校ともいろんな特色を持ってやられておるというようなことで御理解してくださいということで、もう少し踏み込んだといいますか、詳細な特色というのをちょっと教えてもらったらと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) それじゃ、再質問がございましたので、前もって調べておりますのでお答えします。 特色ある教育活動の具体例、それぞれの中学校区でありますのでちょっと長くなりますけども、これぐらい学校はそれぞれ頑張っているんだということを他の議員の皆さんも承知していただきたいということで全て紹介します。 日生中学校区では、漁協をはじめとした地域団体との連携を生かし体験を伴うキャリア教育がカリキュラム化されて地域活性化やSDGsへの関心を高めているという実践がございます。 それから次に、吉永中学校区では1小1中の連携が強化されて地域の協力を得ながら児童会、生徒会の主体的な活動が実施をされております。このことによりまして、継続的な活動機会が確保されて、いわゆる中1ギャップ、小学校から中学校に向けての問題点、中1ギャップの解消につながっていると考えられます。 それから、伊里中学校では、論語学習を非常に積極的に地域の特色を生かして行っておられます。論語かるた大会の実施とか論語検定、地域人材を活用した論語ろうしょうなどを実施しております。 備前中学校では、郷土愛や地域の一員としての自覚の育成を狙いとして陶友会との連携により備前焼の作品製作や備前焼まつりへの参加、あるいは地域学校協働本部の方とともに校内緑化の推進などを行っております。 さらに三石中学校では、ボランティア体験を通して外部の方と接する機会を増やし、人と関わる力の向上とか規範意識を育む機会を設けています。 これら代表的なものだけをちょっと申し上げました。一例にすぎません。特色というのは地域に1つではありませんので、複数の特色をうまく教育活動に取り入れながらそれぞれの取組が学校ごとに大変実施されて進行していると認識しております。中学校区単位では児童会、生徒会活動や各教科の学習、地域学習ですね、キャリア教育など、で小・中の連携が図られています。また、コロナ禍における授業の工夫とか、そういう面から遠隔で小学校の同学年をつないで互いの地域学習の成果を発表し合う、遠隔で地域を越えてお互いの地域学習の成果を発表し合うというような新たな試みもICTなどを活用して始まっております。このことなどによりまして、今後は地域の教育資源がその学校固有のものではなく、それ共有していってどこの地区にいてても常に同じような刺激、参考にしながら意見交換もしながら市内児童・生徒の共有財産となって地域全体が共に盛り上がっていくような、そういう活動を今後とも教育委員会として率先して支援して指導してまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 誠に丁寧な御説明どうもありがとうございます。今日教育委員会様におかれましては、小規模特認校の一覧表ということで提出していただきまして誠にありがとうございます。せっかくですので、この中から少し質問させていただこうかと思います。 これを見ますと県内20校の小規模特認校ということがあり、中でも総社市のこの5校中ですか、池田小学校が英語と体育の小規模特認校、新本小学校が英語と音楽の特認校ということで、英語といいますと教育長は英語特区を吉永と三石でやられるというようなことを先日おっしゃられておりましたけれども、これ見ますとやっぱり英語だけではいま一つというんか、インパクトがもう一つ、後ろにこの体育と音楽がひっついてくるとちょっと心が動いてしまう部分があるんですけれども、そういう部分についてはお考えはないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) これもまた、御提案ありがとうございます。英語特区といわゆる英語特区、これも総社の場合ももう十数年になりますか、早い時期からこの英語特区という形で進めております。これを私たちも参考にしながら、今御指摘のように英語だけじゃなくてできるだけ英語を通して体育や美術など、ほかの教科も英語で授業ができるような、そういう方向の中でできれば三石地区、吉永地区の幼、小・中それぞれが進んでいけるようになるよう現在検討中であります。適当な時期になったら、また皆さんにお知らせして皆さんの御理解、御協力いただきながら進めてまいりたいと思っております。ありがとうございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) よろしくお願いします。 3番目に行きます。佐山バイパスについてですが、区長会等で私どもも経過等を報告しているんですが、いま一つ行き届かないといいますか、市民からはバイパスはどうなっているんか、ほんまにできるんかというような声が聞こえてくるんです。 そこで市長、時期を見計らいながら市長のプレス発表していただけりゃ地域の人はもう安堵します。そういうイベントないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 佐山バイパスは、岡山県が事業認定をして今進んでおります。プレス発表等看板の設置を含めて、岡山県と協議をしていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) よろしくお願いいたします。 4番目の遊技場跡地取得についてでございますが、私も元消防団員で出初め式では市民センターで行っているのを参加しておりました。市内の団員が一堂に集まりますので、来賓の方々は敷地内の駐車スペースに止めております。消防車両、団員の乗り合わせた車は品川リフラクトリーズさんの御厚意で、それと何といっても忘れてはならないのが品川OBである土器議員、掛谷議員の御尽力で駐車場に止めさせていただいておると思っております。また、お借りしている駐車場で事故を起こしても非常に御迷惑なことだなと、私はそのときに感じておりました。もし今回お貸しできないと言われたらどうしますか。そして、200台ぐらいの駐車場が整備されたら、平日でも催物、イベント等が増え利用促進にもつながります。本当に重要な土地です。市長、いま一度熱き思いをお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 我々は長く市民センターを活用しておりました。残念ながら当時元備前警察署の跡地に建てるというような形で、あのようなことになって現在まで進んでおります。ホールの収容数も800席を超えておるわけであります。多くのイベントをやろうにも、残念ながら市の駐車場が大変少ないということで多くのチャンスを逃してきただろうと想像はいたします。今回たまたまそのようなお話を聞いていただけるということで、私の就任直後の話でございますけども、これはどなたが市長になろうとも私は市民センターいわゆるホールが有効に活用できるためにも、まず駐車場の常設は必須条件であります。また、市民の方がいわゆる市内に片上内にどれだけ民間駐車場があるのかといいますと大変少ないわけであります。いろんな方が片上に来られます。そういうところに、いわゆる公的な駐車場があることは市民の皆さん方もいろんな方が市外から来られたときにあそこで止めてください、あそこで駐車をしといてくださいという話もできるわけであります。また、先ほども言いましたように有効な使い方によっては、いわゆる新しい備前市の顔になる可能性があります。それは、片上湾に面した風光明媚な場所であります。よって、市外から来られるサイクリングや、あるいはオートバイで土日来られる、あるいは若者のスポーツ、最近の新しいスポーツと決して大きな会場が必要である、そういうスポーツばかりではございません。今回、東京オリンピックを見ました。また、出場する選手のいろんなゲームを見ますと、我々が想定する以上に若者のスポーツが進んでおりますし、そんな大型なスポーツばかりじゃございませんので、このような中心市街地の一角に施設ができれば市民の皆さん方、若い人たちも喜んでいただけるんじゃないだろうかと思っております。もちろん久々井にも大型の運動公園がございますが、残念ながら交通の便といいますとなかなか行きにくいところでございます。特に若い人たち、子供たち、そういう交通手段がたくさんあるわけでありませんので、子供たちがこういうところで遊べるような、そのような機会もつくれるわけであります。私は政争の具にしてはならない場所だというふうに思っております。新しい備前市、次あと3年で合併20周年になります。そのときに、やはりあそこに備前市の所有する駐車場があってよかった、一つの大きな合併20周年記念のいろんな催物もできるんではないだろうかと思っております。日生、三石、吉永、それぞれ備前市にとっては町の活性化をしていかなきゃなりません。片上においても、備前市の中心市街地として、これからもこの場所を購入することができましたら多くの市民の皆さん方が利用できると思っております。ぜひとも地権者の皆さん方がお譲りをしようというときにひとつ御理解をいただき、そしてスムーズに次の将来計画をつくっていきたいと思っております。またもう一つ、片上鉄道の元敷地跡はもう既に購入しておるわけでありますから、そこと併せまして私は相当広い範囲に事業がつくれると思っております。片上鉄道の敷地跡サイクリングロードの延長という話もあります。そして、日生、頭島までの延長線も考えていきたい、そのスポットとしてあそこは大変有益な公共施設として生まれ変わることができると思っております。ぜひ議員の皆さん方、御理解を賜りますようにお願いをしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) ありがとうございます。タイムリミットはそこにあると、すぐそこだということで、また新しい東京オリンピックのバスケット、また広場も計画しているということでBMXもですか、よろしくお願いしたいと思います。 そして最後、5点目の観光についてでございますけれども、6月議会でも質問したんですが、ポイ捨てのことを質問したんですけれども、やはり観光地といえば備前市には日本遺産が2つあり、また日生には海水浴場もありということで、そこにおけるごみという問題が常についてくるんですが、ポイ捨てによる景観の破壊が気にはなるんですが、それで持ち帰ってもらう持ち帰りごみが一番ええと思うんですけれども、それを助けるためにも課金のごみ箱等の設置もどうかなというようなことも思うんですけれども、市長そのこともちょっと頭に入れてといいますか、よろしくお願いいたしますが、どうお考えでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 内外の観光客や市民がにぎわう町をするのには、やはり美しい町でなければなりません。議員のおっしゃるとおりでございまして、ぜひとも積極的に進めてまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) よろしくお願いします。そして、住民と観光事業者、またその協会、市行政一丸となって持続可能な観光都市備前を目指すべきだと思いますが、市長どのようにお考えでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 本当に日本遺産を2つもいただいておる、しかも早期にいただいておる町でございます。実は今、3番目の日本遺産を申請をしようとして、この間東京から調査にも来られております。来年の春以降認められますと、備前市には3つの日本遺産を持つ町になります。その場所は、今のところ日生を用意をしております。既に調査の方にはこの間も私も面談をしましたし、担当の課長も詳しく説明をしております。このように日生、そして閑谷学校、そして備前焼、これらを基にアフターコロナ、大いに観光客を誘致したいと思います。また、来年は瀬戸内芸術祭が開催をされます。1年間で3回、春と夏と秋開催をされます。JR西日本においては、デスティネーションキャンペーンが来年岡山県で実施されるわけであります。いろんな観光資源を持っております備前市、これらに対応しながらアフターコロナのときに観光行政が前向きにいきますように、市としても十二分に人材、予算を配置してやっていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 3番目の日本遺産を考えているということで、本当に初めて聞いたことなんですけれども、日生を考えているということで、今お話しできる範囲でもう少し詳しくお教えくだされば、よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 日本遺産には実は100少々ございますが、最初に私どもがいただいた教育遺産と同時に北前船というルートを結んだ日本遺産ができております。今48の自治体が認定をされております。49番目の認定として、今私どもは津田永忠さんが造ったと言われております大多府を北前船の日本遺産にお願いをしたいということで加盟をさせていただきたい、先日も担当者の方が調査に来られました。このように日本海から瀬戸内海にかけて江戸時代北前船が本当に富、経済、文化をどういいますか、船に積んで隣の寄港地でそれを売り、またそれを仕入れ、また隣の寄港地に売っていく、その備前焼も当然そういう北前船の大きなどういいますか、結果日本中で普及したわけであります。その風待ち港として大多府島があるということを我々強くアピールをしております。日生の新しい日本遺産になれば、これで3点セットで来年以降観光客もより増えるんじゃないだろうかと思っておりますし、これは2025年の大阪万博が開かれますが、これからも瀬戸内海のクルーズという観光イベントにはぜひとも日生を中心に岡山県の東の玄関口として本当の海の玄関口として、このような北前船の加盟都市にぜひともなりたいと思って、今働きをかけておるところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) キーワードは北前船、津田永忠、大多府ということで、よろしくお願いします。成功を祈っておりますので、よろしくお願いします。 もう時間がありませんけれども、3点目のフリーWi-Fiにつきまして補助金も出しながら増設に力を入れているということで、ぜひとも市内のJRの駅にもひとつつけていただきたいと思いますが、市長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) もう当然のようでございます。なかったことが不思議でございまして、来年度当初予算にそれこそ担当課のほうに多くの無料Wi-Fiをつけていこうということはもう既に指示をしておりますので、来年以降観光客、地元の者、若者を含んでいつでもどこでもWi-Fiが使えるようにしていきたいと思っております。先般も皆さんの了解で……。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ○議長(守井秀龍君) 制限時間ですので、西上議員の一般質問を終わります。     〔「どうもありがとうございました」と7番西上議員発言する〕 以上で西上議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後0時23分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、橋本議員の一般質問を願います。 15番橋本議員。     〔15番 橋本逸夫君 登壇〕 ◆15番(橋本逸夫君) それでは、通告に従い、ただいまより一般質問を行います。 最初にお断りをいたしておきますが、私は議員歴35年になりますが、一般質問では毎回事前に読み原稿を執行部にお渡しをしておりましたが、しかし今回から渡すのをやめました。その理由については、市長やその取り巻きの議員の皆さん方がよく御存じのことであります。私の一般質問で度々動議をかけられては、皆さんの貴重な時間の無駄につながるからであります。一般質問の最中に動議をかけられた経験は、前回が初めてでありました。次に、議員として同じく初めての経験が8月定例会の一般質問で起きました。吉村市長が4月の市長選挙の際に、福田地区の住民に私が市長になったら公共下水道を整備しますと公約されたとの情報を入手し、その真意を尋ねた際の市長の答弁であります。質問終了後に手渡された答弁書に書かれてあった文言、これ答弁書です、書かれた文言と実際に市長が行った答弁が大きく異なっていたという事実であります。市長の答弁は、議事録にきっちり記載をされております。つまり答弁書と実際の答弁が違っておったわけです。 最初の質問は、その点に焦点を当て、なぜ答弁書に書かれてあった文言を読まずに内容が異なる答弁をされたのか、理由をお尋ねします。 まず、答弁書に書かれてあった文言を紹介します。福田地区の公共下水道整備についてでありますが、選挙期間中に福田地区の方から下水道を整備してほしいとの要望がありました。私の生活環境の改善への強い思いから、下水道を整備しましょうと申しました。もう一度、そこを読み返します。私の生活環境の改善への強い思いから、下水道を整備しましょうと申しましたとあります。しかし、吉村市長はその答弁書を読まずに、福田地区の公共下水道整備についてでありますが、議員の情報源がどこからかは私は分かりませんが事実と違っておると思います、坂根地区そして福田地区の方からトイレの水洗化の相談がありました、担当課から合併浄化槽での整備区域であるとの説明を受け、そのようにお知らせするように指示をしたまででございますと答弁をされました。最初の答弁書に記載されていた文言は、後日総務産業委員会にてお尋ねしたところ、下水道課の担当者が作成をしたものであることを認めました。そこには紛れもなく、吉村市長が福田地区住民に下水道を整備しましょうと申しましたと認めています。それを実際に発言した答弁は、下水道を整備しましょうと言ったことを棚に上げて住民からトイレの水洗化の相談がありました、担当課から合併浄化槽での整備区域であるとの説明を受け、そのようにお知らせするように指示をしたまででございますとのことです。つまり私が一番にお尋ねをしたかった下水道を整備しましょうと言ったのか言わなかったのかについて、市長は言及を避けています。ところが、担当者は言ったとの答弁書に記載をしている。私には、担当者が答弁書にうそを書くとは到底思えません。したがって、吉村市長が言ったと認めたくないので尋ねてもいない坂根地区のことまで取り上げ聴衆を煙に巻こうとされたのではないかと思います。 改めてお尋ねをします。 福田地区の住民に公共下水道整備をすると発言をされたのか否かをお答えください。 質問の2点目は、市長と議会の関係についてお尋ねをします。 市長と議会はどちらも住民の代表であり、二元代表制と呼ばれています。吉村市長は、選挙戦を通じて議会との意思疎通を大切にしますと公約をされています。また、「広報びぜん」11月号には、否決となった案件についてはこれからも議会と一緒になってよりよい形を考えてまいりたいと思いますと記載されております。ところが、今回の定例議会にかつて2度否決になった案件が三たび提案をされているにもかかわらず、提案の前に議会側に理解を求める動きをされているようには感じられません。理解を求める何らかの努力をされたのかどうか、お尋ねをします。言っていることと行っていることが、あまりにも違っているのではありませんか。 質問の3点目は、ふるさと納税についてであります。 まず、個人版と企業版ふるさと納税の直近の金額をお知らせください。 次に、先日山陽新聞の全面広告のページを拝見して、奇抜なアイデアに驚かされました。これでございます。皆さんも御覧になったと思いますが、山陽新聞の全面広告であります。この費用は下段に記載をされた企業が御負担をしてくださっているものと推察をいたしますが、それぞれ相当な費用負担であったろうと推察いたします。 さて、この宣伝の効果はいかがでしたでしょうか。個人版のふるさと納税は、年末の12月が勝負どころと聞いております。よい時期に思い切った宣伝広告を打たれたものと感服をいたしました。しかしまた、同じようなこのような広告を出されるのであれば、岡山県下の購読者が多い山陽新聞ではなくて全国紙か、あるいは京阪神方面に購読者が多い他紙のほうが効果があったのではないかと思われます。そのような計画はありますか。お尋ねをいたします。 次に、企業版ふるさと納税についてお尋ねをします。 私が調べたところ、法人からの寄附は地域再生計画の認定後であれば寄附を受領することが可能ですとあります。これが先般入手した地域再生計画です。 ただし、まち・ひと・しごと創生寄附活用事業の費用に確実に充てる費用があるため、事業費の確定前に寄附を受領する場合は地域再生計画に記載をした寄附の金額の目安の範囲内、事業費の確定後に寄附を受領する場合は事業費の範囲内で受領してくださいと説明をされています。大変難しい、ややこしい文言で、私も何回も読んでやっと分かりました。 備前市では、本年11月26日、ごく最近です、11月26日にこの地域再生計画を国から認定を受けたということでございます。この地域再生計画を見ますと、寄附の金額の目安が2021年度から2024年度の4年間で11億円であります。各種大型の事業の概算事業費は確定しておりません。すなわち今の備前市で企業版ふるさと納税を受領するのは、限度額が11億円までであります。吉村市長が提唱されている企業版ふるさと納税年間30億円(努力目標)とは大きな開きがあります。これらの金額を拡大するためには、個別の大型事業の事業費を確定させる必要があります。執行部はどのように対応されておられるのか、お尋ねをいたします。 次に、備前市の財政状況についてお尋ねをいたします。 昨日の立川議員の質問と関連をしますが、「広報びぜん」12月号に備前市では国の指標となっている実質公債費比率は改善しており将来負担率については近隣市町村の中では最も良好ですと高らかにうたっております。反面、吉村さんの選挙公約には県下最悪の水準となってしまった財政を早期に立て直すとか、本年8月に提示をされた備前市中期財政計画にも厳しい見方が記載をされております。さらには、本年9月1日付の山陽新聞東備欄には、これですが、経常収支比率悪化97.6%、厳しい財政運営続くとでかでかと報じられています。最近執行部は様々な提案が財政問題を理由に修正されたり否決されたりするのを考え、備前市の財政状況はそんなに悪くないよと言いたいのだと思います。しかし、これだけは申し上げておきます。吉村市長が提案される大型プロジェクトを遂行するための財源は企業版ふるさと納税であり、基金の取崩しや新規の起債、借金ではありますが、ではありません。吉村市長は備前市の財政状況をどのように捉えられているのか、お尋ねをいたします。 次に、旧アルファビゼンの減築案についてお尋ねをいたします。 本定例議会に旧アルファビゼンの減築の測量調査設計等委託料並びに工事設計監理委託料として2,990万円予算計上をされておりますが、減築をした後の建物の利用目的を公民館の移設や看護師、介護福祉士、保育士等の専門学校の場所としての活用を考えているとのことですが、専門学校が備前市の経営であれ他の民間団体の経営であれ、私は断固反対をいたします。 昨日の山陽新聞東備欄に、これです。アルファビゼン減築案採用ならフロア半減し学校誘致、備前市議会、市長方針と大きく紙面をにぎわせていました。なぜ反対するのか、以下に理由を述べます。皆さんに配付している18歳人口予測と題した資料を御覧ください。この資料でございます。2018年度から2030年度までの13年間で、中国5県では実に6,984人、10%比率で減少するとの予測でございます。減少数が多いのは岡山県で、1万8,619人から1万6,462人へ2,157人減少するとのことです。これらのデータを見ながら、あるいは現状を考慮して同種の専門学校が定員を減じたり閉鎖に追い込まれたりしているとのことであります。係る状況で民間の団体が備前市に専門学校を開設してくれることなどあり得ませんし、ましてや備前市が経営をする、つまり直営ですね、ことなど私には到底考えられません。どうしても介護福祉士や保育士等を備前市で確保したいのであれば、それらを目指す方々に給付型の奨学金を支給する制度を創設すべきと考えます。市長の見解をお尋ねします。 最後の質問は、消防団日生方面隊の出初め式についてであります。 来年2月の開催が新型コロナ第6波の影響でどのようになるのかは私には分かりませんが、開催できるものと信じてお尋ねをします。 吉村市長は、市長選挙戦を通じて日生方面隊の団員たちと出初め式についてその存続を約束されたとのことでありますが、あなたを支持される消防団関係者には日生方面隊が独自で行う出初め式には否定的な方が多いと伺いますが、よくぞそのように約束されたことだと評価するものであります。17年前の合併協議の際に、日生方面隊の出初め式はやれなくなった場合は別として可能な限り存続させるとの約束でありました。どなたが市長になろうとも、日生方面隊の出初め式は存続をして当然であります。 ただ1点、吉村市長にお尋ねをします。 日生方面隊の出初め式が開催されるとなれば、市長は恐らく出席されるものと思いますが、主催者の立場で出席をされるのか来賓の立場なのかをはっきりとさせていただきたいと思います。合併後、西岡市長と田原市長は主催者の立場で出席をされ、多くの来賓に答礼をされていました。吉村さんがかつて市長の折には来賓として出席をされ、コートを着用したまま壇上に上がられたのを覚えております。 以上、私の最初の質問を終わります。明快なる答弁を期待をいたします。よろしくお願いをいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、橋本議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、福田地区に公共下水道の整備の約束はされたのかについてでありますが、8月定例会でお答えをしたとおりであります。答弁書につきましては、まず担当課で答弁書の案を作成をいたします。その後、庁議メンバー全員による勉強会において答弁内容について協議が行われ、そして最終的には私が登壇する直前に私の意見として私は議員の皆さん方に答弁をさせていただいております。原稿等が間違って議会事務局に送られたものだという報告を聞いております。 2点目、議会との意思疎通を十分に図られた市政についてでありますが、否決または修正された案件の再提案については、これまで議会から指摘された疑問を解消するよう努め、さらに説明を重ねて御理解を深めていただくことを第一に、執行部におきましてもぎりぎりまでどういう形での提案が最適かを検討をいたしております。その結果、今回のような形での提案となっております。市民に開かれた本議場でのやり取りで議論を尽くし互いに意思疎通を図ることが執行部と議会の本来の姿であると認識をしておりますので、今後とも本議場でのやり取りを大切にしながら議員の皆様方とまちづくりを考えてまいります。 2番1点目、個人版ふるさと納税の直近の納税額についてでありますが、11月末時点で1億4,626万5,000円であります。前年度比で2割程度の増額となっております。先日の山陽新聞への掲載につきましては、山陽新聞の企画により実施したものであり市の費用負担は一切ございません。 2点目、企業版ふるさと納税についてでありますが、まず納税額は11月末時点で1,110万円であります。寄附の受入れ環境については、本年11月に新たな地域再生計画の認定を受け9月定例会で議決をいただきました第3次備前市総合計画と一体的に策定した第2期備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく個別の事業に対して企業版ふるさと納税を活用できるようになりました。このほか具体的な事業費の確定前に市が受領することのできる寄附額の上限である寄附の金額の目安についても、寄附の受入れ環境を整えてきたところであります。個別の事業計画を変更することによって、この金額を変えることができるということを聞いております。今後とも対象となる事業を整理するとともに、多くの皆様から御寄附をいただけるよう働きかけを進めてまいります。 3番、備前市の財政状況についてでありますが、令和2年度決算の経常収支比率は97.6%であります。備前市の現状としましては、手厚く補助費等を措置している状況と言えると思います。近年この数値については、普通交付税の合併算定替え措置の終了に伴い経常的な収入の減少が続いた一方、承認いただいていた予算における経常的な支出の占める割合が多いためと分析をしております。一方、財政の健全化を図る指標の一つである実質公債費比率は、合併直後23%を超えていたものが令和2年度には10.7%まで改善し、地方債の発行に国の許可が必要となる18.0%を大きく下回っております。また、将来負担比率は、これまでに積み増してきました基金の残高や将来の市債償還に手厚い交付税措置が受けられる見込みなどが加味されて、令和2年度決算では算定数値なしと大変良好な結果でありました。このように各指標ごとに意味があり、財政状況を一くくりによい、悪いと言い切れるものではありません。このほか本市の市民1人当たりの貯金である基金残高は備前市約32万7,000円と、近隣他市より優れている数値となっております。また、借金である1人当たりの市債残高においては備前市約64万2,000円で、他市のほうが優れている場合など、それぞれに特徴があります。今後市民サービスの維持と充実を図るためには、これらの指標を総合的に判断しながら健全財政を維持していくことが重要であると考えております。 4番、専門学校開設の実現性についてでありますが、少子・高齢化の中、18歳人口についても減少傾向にあることは承知しております。しかしながら、社会の人口動態が少子・高齢化に向かう中、文部科学省が実施した令和3年度学校基本調査の結果によりますと、学校数については減少しているものの専門課程の学生は4年連続して増加をしております。令和3年度の増加は2,500人と微増ではありますが、少子・高齢化や大学の乱立などの条件下において増加していることは卒業後に社会で即戦力となる人材が必要とされる傾向もあるのではないかと考えており、魅力ある各種学校等を造ることはそれだけのニーズはあるのではないかと考えております。本市においても、令和2年度に実施した備前市高校生世代アンケート調査の結果から将来就きたい職業について1位の決まっていないに続き医療・介護・福祉関係が2位で、市外へ出る理由の2位に進学したい学校がないからとなっており、本市において高校卒業後に進学する選択肢がないことが若年層の市外流出の一要因であると考えております。地元の備前緑陽高校にも健康福祉系列があり、県内の医療系専門学校に進学している卒業生も一定程度いるようであります。医療関係者からの聞き取りでも、東備地域から東は姫路に至るまで需要があるのではないかとの意見も伺っております。このような状況を踏まえ、本市で進める幼・小・中・高一貫教育の次のステージに高等学校卒業後の進路の一つとして専門学校を構想し、幼児教育から専門学校までの幼・小・中・高・専の一貫教育体制を築いてこそ本日の将来を担う人材を育成していく必要性を強く認識をしております。専門学校の設立については市営、民営誘致にかかわらず、人口が減少している今だからこそ持続可能なまちづくりを進める上で必要な施策であると確信をしております。 5番、消防団日生方面隊の出初め式についてでありますが、県内外からの不特定多数の観光客、見物客が訪れ会場周辺の密集が避けられないことなど新型コロナ感染拡大防止のため、誠に残念でございますが日生方面隊での協議において今年度も開催は難しいと伺っております。 なお、開催される場合については、日生方面隊の行事であることから引き続き主催者としてではなく来賓として案内されるものと認識をしております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問ありますか。 再質問に入ります。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、福田地区の下水道整備の件でございますが、どうしても言ったということを認めたくない、言ったんですか、言っていないんですか、それについてまずはお答えください。言っていないんですか、言ったのですか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 8月定例会でもお答えしたとおり、そのような発言はいたしておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) ならば、なぜに担当者の方があのような文言に答弁書をこさえられたのか、私は意図を理解しかねると思います。あの答弁書には、きっちり私の生活環境の改善への強い思いから下水道を整備しましょうと申しましたと書いてあるんです。担当者の方が類推で書かれたんですか、これは。あなたがそういうふうに言ったよということを担当者の方に認めたから、担当者の方はこのような答弁書をこしらえられたんじゃないんですか。はっきりしてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 担当者が書いた答弁書が間違っておりますから、私は議場において正しいことを申し上げたまでであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) ならば議会だよりの原稿を私がその後こしらえるときに、これが答弁書ですよというて事務局から頂いたものが全然うそを並べとったということですか。言ったというふうに認めておきながら、答弁書では認めておきながら、あなたは実際の答弁ではそんなこと言うとらんのですよ。ぼかしているんですよ、言わなかったとも言っていないんです、ぼかしとんですよ。私は今回のこの1件を見て、以前日生中学校にプラネタリウムをこしらえるじゃ、こしらえんじゃと言うたときのことを思い出しました。担当者はきっちり複数で聞いたけれども、休憩が終わった後であれは私たちの行き過ぎでした、思い違いでしたと言うて答弁をされたんですけど、あの際の答弁を今まさに思い出しました。そしたら、今度私は総務産業委員会で、これあなたが書いた文章は間違った文章ですねということを質問します、その担当者に。その担当者がはい、私が出過ぎたまねをしました、間違った認識でその答弁書を書きましたというて返事をされるわけですね。どうですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員は、何か勘違いをされておると思いますね。答弁書というものは私が答弁したときに初めて成立するわけで、我々庁議メンバーで各課が持ってきた原稿を再度読み合わせをして整合性を決め私は明くる日、いわゆる答弁する直前までより自分の意見が議会の皆さん方に理解できるように推敲に推敲を重ねて実は答弁しております。私どもも勉強会開いて答弁書の原案を作成しておりますが、今日ここで私が申し上げるものは原案をそのまま棒読みにしているようなことはあまりないんです。最後の最後まで議会の皆さん方と市民の皆さん方に分かるように、できるだけ丁寧に最後は私の言葉で書いております。どうも答弁書イコール最終市長答弁という何か誤解があるような気がしますが、これはそういうような意味で答弁書を丸々棒読みをするというようなことは私は市長としてしておりませんので、そのように御理解を答弁書とは我々が勉強する基になる案を我々が庁議で考え、そして最後は私が自分の責任で自分の言葉で言うということでございますから、担当者が作った答弁書が要するに市長の答弁書と違っておるんじゃないか、違っているから私は正しい答弁をしておるわけであります。その辺は間違いのないようにしていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) このやり取りがあった後の総務産業委員会で私がそのことを指摘しましたら、あの答弁書が間違うとって訂正させられたんです、しましたというようなことは担当者はこれっぽっちも言っていないんですよ。つまりあの答弁書に書かれてある下水道を整備しましょうと福田地区の人に私は言うとんだろうと思います、あなたが。言うてないのにこんなことを担当者の一存で書くことは、私は決してないと思うんです。それを裏づけるかのごとくその後、5月の中旬になるんですが、坂根地区と福田地区の住民の方にアンケート調査を実施しとんです。これ何で福田地区と坂根地区だけに限定をされとんのかというのは、私には分かりません。恐らく市長がまだ候補者のときにやりましょうというて約束をされとんだったと私は類推しとんですが、ここにこれ市長、お持ちですか、この資料は。アンケート調査を実施しとんです。このアンケート調査、実に面白いんです。ちょっと読んでみます。 さて当市の汚水処理計画について、下記のとおり説明をさせていただきます。なお、貴地区は昭和50年備前市下水道整備全体計画を策定時に対象区域外でありましたが、説明に当たり下水道に接続する場合と合併浄化槽を設置する場合と比較させていただきますというふうにまず文言書いています。 これ備前市内には、整備区域外の地区はたくさんあるんです。にもかかわらず、この福田地区の丸山団地と坂根地区の方だけにそのようなアンケート調査を実施しとんです。私質問したんですよ、総務産業委員会で、他の地区でもこんなアンケート調査を実施される予定ですかと言うたら、いや、その予定はありませんと。つまり吉村さん、あなたが私が市長になったら公共下水道整備しましょうということを言われとるということを私はこれは裏づける一つの資料じゃないかと思います。私は言ったら言ったでえんですよ、認識不足でそういうふうに発言しましたと、だけど後からよくよく聞いてみれば区域外のことでありますので今の公共下水道の下水道財政を鑑みたらもうとてもじゃない、そんなことできんので勘弁してください、あれ言ったのはちょっと失言でしたと、勘弁してくださいねで、これで済むんですよ。ところが、あなたはいいや、そんなこと言うとらん、言うとらんというて逃げ回るから私にこうやって2回にわたってこんな質問、私もせにゃならんのです。こんな不毛な論戦は、私はできるだけしたくないです。どうしても認められませんか、言っていないということを。じゃ、聞いたという証人を連れてくれば、あなたは認めるわけですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 逃げ回る必要もありませんし、言っていないことを言ったという必要もないわけであります。いわゆる坂根地区、そして福田地区の丸山団地の人がそのように新しい下水道あるいは等が引けないんでしょうかというお尋ねはありました。それは市長になれば1回できるか、できないか、それは市のほうに聞いてみましょうということで市の担当の者にこういう市民の要望があって、そこに住んでいる方がずっと今日現在まで俗に言う古い形のトイレであるということで水洗化等をしたいというお気持ちがありますよということで、その辺の地区の方が何人ぐらいそういう希望があるかということを下水道課がたまたまアンケート調査等で調べただけのことでありまして、答弁書がたまたま来た原稿が間違っておる、その間違った答弁書の原稿を要するに議会へ渡すということで私に謝ってこられましたことが事実であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) たまたま、たまたま坂根地区と福田地区にそういうアンケートを実施されたんだろうと、そういうことの答弁です。私は、もうこれ以上議論をするつもりはありません。やめます。 ○議長(守井秀龍君) 以上で橋本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防のため、暫時休憩いたします。     午後2時15分 休憩     午後2時30分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、土器議員の一般質問を願います。 12番土器議員。     〔12番 土器 豊君 登壇〕 ◆12番(土器豊君) 最後になりましたが、それでは通告に従って、質問をいたします。 1番目、議案の提案説明について。 提案される案件について、本議会でも補正予算として日生地区内のスケートボード場の整備費用、西片上地区の遊技場跡地など取得するための費用、また吉永地区における屋根つき多目的広場の整備費用など再度提案されている理由について、今回の同僚議員の質問に十分に答弁されましたが、いま一度市長の思いを込めて十二分な説明をお願いします。 2番目、副市長の2人制について。 新型コロナウイルスや少子・高齢化など、ますます複雑化、多様化する行政需要に迅速かつ的確に対応するための提案であると考えています。また、ふるさと納税30億円に挑戦する市長をサポートするために必要不可欠であると考えていますが、本提案に対する必要性について熱意を持って解き明かす必要があると思います。さらに職員の意識改革も必要であると考えています。そこで、いま一度市長の熱い思いを込めて十二分な説明をお願いします。 3番目、給食費、教材費の無料化について。 現在市内の小・中学校の給食費は、多子世帯の保護者の経済的負担を軽減し子育て支援を推進するための制度であり給食費の未納のない保護者へ給食費の補助金をするものであるが、コロナ禍の中、離職や収入減などにより生活様式は一変しております。そこで、教材費を含めた給食費の無料化を要望します。市長の考えをお聞かせください。 まちづくりについて。 まちづくりについて、職員のアドバイスを受けながら自治会、ケース・バイ・ケースですが、区会、町内会や議会が一丸となって取組ができるシステムが構築できないか。例えば手話言語条例は中西議員と職員と、そして市民団体の協力の基に制定され、伊部地区の9種23分別は市の環境課の職員の指導アドバイスを受けながら取り組みました。今後ますます複雑化、多様化する中で進める地域づくり、まちづくりにおいては市、自治会、議会が一丸となって取り組む必要があると考えます。市長の考えをお聞かせください。 5番目、令和4年度の市道・生活道の修繕費を2倍から5倍(「3倍」と後刻訂正)に増額を。 市内の市道及び生活道について、舗装してから何十年も経過し表面が凸凹になっている道路も見受けられ、通行する歩行者、自転車、車両がけがや破損する場合もあるため職員や自治会役員が簡易補修を行い対応しておりますが、全体的な解決には至っておりません。そこで、修繕費を増額していただき、計画的な修繕をお願いします。市長の考えをお聞かせください。 6番目、自治公民館の補助金を5分の2から5分の3に変更を。 今後ますます少子・高齢化社会になり、地域での支え合い事業の推進は加速していくものと思われます。この事業を推進していく中で、必要不可欠になるのが自治公民館であります。しかし、町内会費を充てての整備、補修、備品購入には限界があります。そこで、補助率の改定を要望します。市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 土器議員、4番の項目で修繕費を2倍から3倍にとここへ書いてありますが、今5倍とおっしゃいましたが。 ◆12番(土器豊君) すみません。2倍から3倍ということで。 ○議長(守井秀龍君) 5番です。 ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、土器議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、議案の提案理由についてでありますが、スケートボード場再提案について改めて説明をさせていただきます。 今回の候補地は、日生運動公園の南側に位置する県有地を買収して整備しようとするものであります。初心者向け利用を主として、前回提案時の御指摘をいただいた課題の改善となるこの候補地を最適地であると考え、より市民が安心して集える施設としたいとの考えにより選定したものであります。この案が今回否決されますと、日生運動公園での開設は断念せざるを得ないと思っております。 次に、西片上の遊技場跡地の先行取得についてでございますが、当該用地は備前市全体のまちづくり、町のにぎわいをつくるに必須の有益地であることはもちろん、購入を求める要望が提出されており市民の望む形で有用な利活用を図りたいとの考えから、地権者の譲ってくださる意思のあるときが最適の時期と考えて再度提案するものであります。 また、8月定例会でも申し上げた用途の一つである市民センター西の交差点改良事業についても、岡山県に対し追加で工事を要望し事業実施に向けて備前警察署、岡山県警察本部交通規制課と協議を行うなど前向きに進んでいるところでございます。本交差点改良事業の実施に当たっては、市民センター西の既存駐車場が道路用地となり駐車場が大幅に減少することから本件土地の取得が必須でありますので、何とぞ御理解のほどよろしくお願いをいたします。また、購入費用等につきましては、ふるさと納税の益金を活用させていただきたいと思っております。 次に、吉永地区の屋根つき多目的広場についてでございますが、まずは地元からの声、要望があったということでございます。将来備前市が消滅しないよう、次世代の子供たちがずっと備前市に住み続けられる地域の拠点であったりスマートコミュニティを目指す上で重要なものと考えております。また、各地域の活性化や住みやすく魅力ある町なくして人口減少の歯止めは利かないと考えており、本事業はその対策の一つであると捉えております。財源も、まちづくりを応援するために寄せられた寄附金でありますまちづくり応援基金を充てることとしております。吉永地区の駅周辺などは、新築住宅は増えてきております。この機を捉えて、さらに定住促進を目指し様々な施策、事業により市がてこ入れをしていく必要があると考えておりますので、御理解のほどどうぞよろしくお願いをいたします。 2番、副市長の2人制についてお答えをいたします。 杉浦副市長におかれましては、長らくNHKという組織で御活躍された経験を生かし見事に内部を取りまとめ私の補佐をしていただいております。しかしながら、杉浦副市長の能力や知見、ネットワークが本当に生かされているかということを考えたとき、本来の力が生かせるのはそうした内部的な市長の補佐ではなく私の代理として、あるいは私と同時並行的に外部との折衝を行い重要な案件をまとめるという、そういう立場であるように感じております。これについては副市長就任をお願いした当初より感じていたことでありますが、その思いは日を追うごとに強くなっており、スピード感を持ってまちづくりを進める上で杉浦副市長の力を最大限に発揮いただける体制の整備がどうしても必要であるとの判断から再度提案するものでございます。 なぜまちづくりをそう急ぐのか、その経緯についても少しお話をさせていただきたいと思います。 備前市では、平成17年の合併時から現在まで約9,000人減少しており、直近5年間の平均は約200人の社会動態の減、400人の自然動態の減、年間で約600人の人口が減少しており、そのスピードが加速傾向にあります。これは単に少子・高齢化によるものだけではなく、空き家、空き店舗が増えたことによる市街地の衰退をはじめ耕作放棄地の増加など人口減少が進めば進むほどそのスピードが上がり悪循環に陥っているものと思われます。8年前、私が市長を志すに至ったのは、この人口減少に歯止めをかけかつての活気と魅力あふれる備前市を取り戻したい一心であり、現在もその気持ちに変わりはございません。私が掲げる施策の根底にあるのは、この人口減少問題への対応であり、どうすれば若者が備前市に住んでくれるのか、どうすれば人口流出が防げるのか、常に自問自答をしております。そうした中、8月からプロジェクト推進課が誕生いたしました。今現在同課では、水素エネルギータウン構想。旧アルファビゼン、図書館をはじめとする非常に重要な案件について検討を進めております。これらは減退する市のありようを変えてしまう可能性に満ちた取組であるだけでなく、若者の定住、企業誘致、産業振興など人口減から人口増への転換を図るための鍵となるものであり、何としてでも実現にこぎ着けたいと考えております。しかしながら、これらのプロジェクトを進めるためには、案件が大きいだけに対外的な交渉や様々なネットワークを駆使した総合的な対応が求められます。また、ふるさと納税の獲得についても同様であり、杉浦副市長にはそうした外交に特化し私を支えていただくことが成功に近づく一番の手だてだと確信をしております。市民の皆様から選ばれ、この場に立たせていただいている以上、まちづくりの歩みを進めていく責任が私にはあり、それを実現するためにも私が理想とする布陣で体制を整え仕事をし、その成果を持って皆様にお返しをしたいという考えであることをどうか議会の皆様方にも御理解いただき御賛同いただきますよう、改めてお願いを申し上げます。 3番、給食費、教材費の無償化についてでありますが、現在の補助制度につきましては制度設立に当たった平成29年9月の定例会でも御議論をいただきましたとおり、多子世帯の子育て支援を推進するための制度設計となっております。 なお、無償化を実施した場合の事業費といたしましては、本年6月議会において総額1億5,000万円の試算であることを御回答申し上げているところでございます。これまでにも、コロナ禍における経済的困窮に対しては就学援助制度等により対応しているところではございますが、子育て世代への支援策として無償化をすることについても検討してまいります。 4番、複雑多様化する中での地域づくり、まちづくりについて市と自治会や区会、町内会等と議員が一体となった取組にできないかについてでありますが、自治会からの御相談につきましては要請があった内容に応じて担当部局へつなぎ、できるだけ対応してまいりますので、自治会連絡協議会の担当でございます市民協働課のほうへ御相談をいただきたいと思っております。 5番、令和4年度の市道、生活道の修繕費を2倍から3倍に増額をについてでありますが、毎年地元からいただいた要望書などを基に予算計上をしております。特に残念ながら50年以上道路が損壊をし部分補修で終わり、それがまた大きな損壊につながっているという市道が備前市にはたくさんございます。そうした修繕箇所が増加しておる現在、補正予算を計上して、そのときそのときに対応しておりますが、議員御指摘のとおり来年度当初からは修繕費について前年度当初予算額以上を確保して道路の安全に努めていきたいと考えております。 6番、自治公民館の補助金を5分の2から5分の3に変更についてでありますが、備前市自治公民館・集会場等施設整備事業補助金の補助金のことと思いますが、財政計画における市の補助金見直しを行う際にも減額を行わず据え置いて現在に至っておると聞いております。地域の皆様の重要なコミュニティーの拠点であります施設の整備に必要な補助でございます。今年度まで補助を行った館との公平性についての課題などを整理する中で、できる限り補助率が上がり、または補助金限度額が上がるように市長査定等におきまして十分担当部局から聞いてみたいと思っております。一生懸命頑張ります。これからも市政各般に御指導を賜りたいと思います。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 土器議員。 ◆12番(土器豊君) 3番目の給食費、教材費の無料化についてですが、一遍にできないのであれば6割、7割、8割、9割と順次少しずつ計画的にできないんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 教育長あるいは市長部局の副市長あるいは担当課ともよく相談して、今現在コロナ禍で苦しんでおられる御父兄の皆さん方、なかなか日本人は経済的なことについては我慢強い国民、市民であります。 ただし、このコロナがもう20か月以上経過をしております。経済状況も、備前市が特別によくなったというようなことではございません。お子さんをお持ちの御父兄の方の経済的負担がこの時期でも少しでも軽くなるように、来年の当初予算におきまして担当部局からよく聴取いたしまして、でき得る限りのことはしていきたい、それが教育のまち備前のまず子供たちが楽しく学校に通える、親御さんもその負担が極力少ない、苦しいときにはお互いに助け合ってこの難局を乗り切っていく、これが私の基本姿勢でございます。一生懸命査定のときに検討してまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「ありがとうございました」と12番土器議員発言する〕 以上で土器議員の質問を終わります。 以上で通告を受けた質問は全て終了しました。 これをもちまして一般質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 以上で本日の日程を終了いたします。 この際、申し上げます。 明日と明後日の2日間は市の休日のため会議規則第10条第1項の規定により休会といたします。 それでは、本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後2時54分 散会...